- 廣部 剛司
- 代表取締役
- 建築家
対象:住宅設計・構造
「住宅ができるまで」13-上棟
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木造の場合は建て方があり骨組みが大体組み上がったところで「上棟(じょうとう)」
コンクリート構造の場合は最後のコンクリートが打ち終わったところで
そして鉄骨の場合は木造と同じように骨組みが建ったところ
つまり、構造体がほぼ出来上がったところで「上棟」となります。
住宅の場合、上棟式はやる場合とやらない場合があります。
また、神主さんをお呼びして本格的にやるパターンから、お酒などで四方払いのみ行って
あとは、関係者で軽く食事をするという方式もあります。
写真は『黒箱-渋谷H』の建て方風景です。
木造の場合、建て方で劇的に建物のボリュームが分かるようになります。
設計(監理)上は、上棟して構造部分の検査が終わると
構造設計者の仕事が終わります。
工事の意味でも、構造体の工事から仕上げ工事へと移行するタイミングになります。
つまり、現場の職種が入れ替わっていく
という意味でも一つの節目になるわけです。
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