
- 廣部 剛司
- 代表取締役
- 建築家
対象:住宅設計・構造
「住宅ができるまで」12-地縄と基礎
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着工後に敷地で最初にやること
敷地の中でどの位置に建物を置くか、という確認です。
もちろん設計図上で位置は指定しているのですが
現場で外形線を出して確認をするわけです。
この建物の外形線(普通は通り芯という壁の基準線)を
ヒモで出すのですが、これを「地縄」といいます。
写真1は『黒箱-渋谷H』の現場で地縄の確認をしているところです。
そして地下部分や基礎の工事に入ります。
写真2は基礎の配筋が終わり、コンクリートを打つ前に
構造家の検査を受けているところです。
RC造の場合はこの上にまたコンクリートを重ねていきます。
鉄骨や木造の場合は文字通りこれを「基礎」として
上屋を建てていくわけです。
このような作業が現場で行われている間に
上部の構造やサッシュ、造作家具など細かい打合が
工務店との間で続いていきます。
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