りません。竣工前に圧力テストを行い漏れが無ければまず大丈夫です。
排水管も熱湯を流したりすれば、耐熱ビニル管を用いないと垂れ下がってしまい、逆勾配になる恐れがあります。掃除口さえとればコンクリート内に埋設する方がローコスト的だと考えます。
給湯管は断熱被覆した銅管が主流で、継ぎ手がハンダで止める為、継ぎ手部分に熱湯が流れた時、膨張応力が集中します。ここがコンクリート内に埋設されていれば、自由に動けず膨張収縮を繰り返す内に破断してしまい
ます。私も一度マンション現場でこの手の事故を経験しています。
ガス管も一応ライニング鋼管から樹脂系の管に変わり電食(イオン化傾向により水に触れると腐食していく事故)の心配は無くなって来ていますがガス業者の責任施工の色合いが強いので逐一打ち合わせをしながら工事を
進めるのが一般的です。
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
06-6714-6693
「●住宅性能表示制度」のコラム
チェック項目(2007/07/07 23:07)