下の斜線部分が地面。その上に鉄筋コンクリートで造った基礎を設け、その上に土台を載せ、柱を建てて、梁を載せ、一階と同じ要領で二階を組み上げたものです。
斜めに入っている構造材は筋交い(スジカイ)と云い、地震力に抵抗してくれる部材を現しています。
木造住宅の上棟後3〜4日経過すればこの様な形状をした外観が見られます。
この筋交いや構造用合板に代表される面材で建築基準法に定める壁量より、多くの耐力壁で地震に抵抗しようとするのが、耐震構造です。
木造住宅において地震対策で最も多く採用されている工法です。
コストが他の工法に比べ安く、施工性にバラツキが少ないもの利点です。
このコラムの執筆専門家

- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
06-6714-6693
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