- 門田 由貴子
- 株式会社エトス 代表取締役、組織変革&才能開花コンサルタント
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:人材育成
伸びる企業は人材に投資するが、ダメな企業は人材を消費する
【ワンポイント解説】
あなたの会社・職場は、人材(従業員)をどのように処遇していますか?
企業が、人材(従業員)をどのように捉えているか?
それは、その企業が、これから成長するか?衰退するか?を決める一因です。
長期的に成長・繁栄する企業は、人材(従業員)をもっとも大事な経営資源と考えて、充分に時間とお金・エネルギーを投資します。
以下の活動に熱心な企業は、これからも成長・繁栄していくことでしょう。
・1人ひとりの従業員の意見・希望・不満を、上司がしっかりと面接で聞いている
・経営者や上司が、職場の人間関係や雰囲気を重視し、配慮している
・部下の育成のために、上司や先輩が充分な時間とエネルギーをかけて指導している
・社内研修は、人間としての成長を目標に掲げて、総合的な教養が身につくカリキュラムを用意している
・従業員1人ひとりが、個性や適性を伸ばせるようなキャリアパスを用意している
・従業員の勤務状況、能力保有状況、業績、働く意欲を、上司がしっかりと把握している
一方で、目先の売上やコストダウンに熱心な企業は、人材(従業員)を育てるという感覚を持たず、こき使い、消耗させています。
そのため、新商品や新サービスが開発されず、業務改善も進まず、結局は同業他社との競争で負けてしまうのです。
次のような現象が見られる企業は、要注意です。
・1人ひとりの従業員の意見・希望・不満を聞く場や方法がない
・経営者や上司は、業績目標ばかりを気にして、部下への配慮を忘れている
・上司や先輩は、部下の育成・指導を重要な役割と捉えていない
・社内研修は、商品知識・技術・手順指導に限られていて、人間としての成長を考慮していない
・従業員1人ひとりの個性や適性を考慮せず、「歯車」のように一律な行動を求める
・多くの従業員が、ヤラサレ感・ストレスを感じている
・問題やミスを起こした従業員は、すぐにリストラ・左遷・降格・減給される
このような職場で仕事をしていたら、従業員は、心身ともに疲れきって消耗してしまうでしょう。
人間として成長するどころではなく、人生の貴重な時間とエネルギーを奪われてしまうのです。
もしも、あなたが経営者・管理職として、問題を感じているのなら、人材開発や組織風土のテーマで、早急な対策が必要ですね。
もしも、あなたが従業員として、現在の勤務先・職場に疑問や不安を感じているなら、次の対処をオススメします。
・上司や先輩に心配を打ち明け、相談に乗ってもらう
・勤務先の人事部門に、相談に行く
・社外の「キャリアカウンセラー」に相談に行く
・現状の改善がみられないなら、担当換え・異動・転職を考える
誰にとっても、人生は1回限りです。
それなら、素晴らしい職場で、素敵な仲間に囲まれて、ヤリガイ・生きがいを感じながら仕事をしたいですよね?
限られた時間なのですから、人生で後悔のないように、あなた自身の働き方、キャリア、人生をしっかりと考えていきましょう。
そのために、私達のような経験豊富な「コンサルタント」や「キャリアカウンセラー」が、お手伝いいたします。
●参考文献: 『ザ・チェンジ!人と職場がガラリと変わる12週間プログラム』 http://tinyurl.com/pbsqjn
●お問合せ先: 株式会社エトス http://www.ethos-net.com/
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