- 平 仁
- ABC税理士法人 税理士
- 東京都
- 税理士
対象:会計・経理
しながらも、実務的に仕事ができる方をしっかり配置した感じがしますね。
私の関心は財務大臣及び副大臣でしたが、財務省OBの重鎮、藤井氏が
財務大臣に任命されましたね。
この人選は期待したいところです。
心配は、77歳という年齢でしょうか。
もともと今回で政界引退を決意されていたところを鳩山首相に懇願されて
比例区で立候補されたとのことですが、高齢ゆえにムリが利かない可能性が
捨て切れません。
それだけに、実働部隊としての副大臣、政務官の人選が重要です。
野田佳彦幹事長代理(衆議院)と峰崎直樹党税調会長代行(参議院)の
両名が財務副大臣に就任するようです。
特に峰崎氏は一橋経済の修士を出ている経済通で、党税調をまとめてきました。
両氏とも次の内閣の財務大臣を経験しており、実力を伴う副大臣ですね。
この人選なら、万が一にも藤井氏が殉職なされたとしても後顧の憂いも
ないでしょうね。
これで政務官に若手の財政通をつければ、財源問題で気後れすることなく
エリート財務官僚とも理論的にも伍して闘えるでしょう。
また、注目すべきは通貨政策担当の財務省特別顧問に、藤井氏と同期だった
行天豊雄氏を任命したことでしょうか。
昨夜の会見ではアメリカ国家経済会議のサマーズ議長と「対等以上にものが
いえるのは彼だけだ」と藤井氏が全幅の信頼をおく人物です。
官僚の強烈な抵抗が予想される鳩山政権の船出にエールを送るとともに、
どこまでやり遂げられるのか、注目して見て行きたいところですね。