- 宮本 ゆかり
- マイウェイネットワーク
- ビジネススキル講師
対象:ビジネススキル
何をすればそこに至るか、その道筋もわかってくる。
学校は、こうした「上達の法則」を学ばせるところだと思います。
英語だと、素読を繰り返したり、構文を覚えたりするうち、英文が楽に頭に入り、理解できるようになる。そうして身につけた上達の法則そのものが、他のいろいろなことに使える技になります。
ある課題を与えられたとき、何をしたらいいかわからないのではなくて、何をどうすればどのあたりまで行くか、なんとなくイメージとして捕まえられる、そういう強さ。
課題の内容がどういうものであっても、上達の法則は同じです。
できるようになった最終ビジョンを思い描き、そこから逆算して、必要な段取りは何かを考えて練習メニューを自分で組み立てることができれば、社会に出ても、だいたいの仕事はできるようになります。
by齋藤孝
最近、会社で新入社員研修をやっていると、学生時代に手抜きして社会に出てきた人間が、お勉強はデキても「仕事頭」が悪いため、使い物にならないケースに出くわします。
要は、「上達の法則」を身につけていないんです。
学校の先生も、親も、目先のテストの点数より、本当に社会に出てから必要とされる「上達の法則」を重視すべきだと思います。
つまり、最終ビジョンを描いて、そこから逆算して段取りを組み、行動していくことのできる力。
まさに、このシンプルな行動の繰り返しこそが、成果につながっていくのだと思います。