
- 堀江 健一
- カウンセリングルーム エンパシィ 代表責任者
- 東京都
- 恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー
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鬼滅の刃15 呼吸法編4 呼吸と血中酸素量と自律神経と頭痛の関係その3 高血圧の影響
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血圧と身体や頭痛の関係
前回は酸欠状態(貧血)による身体への影響について書いてみました。
今回は血圧との関連について考えてみたいと思います。
体内の酸素が足りていないと、脳(自律神経)がそれを察知し、足りていない酸素を少しでも補い、
より酸素を乗せたヘモグロビンを全身に送ろうとして
血圧を上げろ!と電波で(交感神経を通して)指令を出し、
血管や心臓の細胞にある無線機にその指令が届き、
血管を細くしたり心臓を早く動かしたりすようです。
つまり血液を全身に早く流そうとして心臓をいつもより早く動かす、つまり脈拍を早くしたり、血管を細くしてビューッと
血液を送るようになります。
つまり「血圧」を上げようとするのですね。
こうした指令は頭で考えて「よし!ヤバイ!心臓よ、早く動け!」なんて思うわけではなくて、
自律神経のうちの交感神経が自動的にやってくれています。
頭痛がしだすと、頭がズキズキするように感じますよね。
ちょうどドクンドクンと脈を打っているのと関連がある様に感じて
「なんか高血圧のせいで頭痛がしているのでは?」と心配になる方もおられるのではないでしょうか?
まさにそうした疑問にドクターが答えれているサイトがありましたので、ご紹介して見ます。
高血圧と頭痛は関係あるの?
こちらの先生によると、高血圧によって頭痛が生じるのではなく、頭痛によって高血圧が生じる、のだそうです。
詳しく知りたい方はサイトを読んで頂くとして
高血圧と頭痛はほとんど関係が無いのだそうです。
高血圧に頭痛を伴っている場合でも、通常は高血圧が原因ではないと言えるそうです。
が、希に高血圧により頭痛が起こる場合もあり、これを高血圧性緊急症と言うそうです。
◆高血圧性緊急症の症状
高血圧の悪化によって各種臓器に障害が生じたものだそうです。
たとえば、障害が頭に起こった場合には頭痛・意識障害・けいれん・半身麻痺やしびれなど、
心臓や血管に起こった場合には、胸痛・背部痛や呼吸困難など、
が症状として自覚されるそうです。
症状は頭痛だけということはほとんどなく、障害が起きている部位に応じたさまざまな症状が複合的に出現することもあるそうです。
しかもかなり血圧が高くても(270mmHg程度)、無症状の方も多いそうです。
あまり高血圧と頭痛を関連つけて不安がる必要は無いようですね。
頭痛のほとんどの場合の原因は、先にご紹介した血管の収縮などの事が原因のようです。
【飲酒時の動機が気になる方】
ちなみにお酒が弱い人がお酒を飲むと、やはりドクンドクンと脈を打っているように感じ(動悸がして)、
心臓が異常になっているのでは?
と心配になるという話をお聞きすることがあります。
これもお酒を飲むと一般的には一時的に血圧が下がって脈拍が上がるとされています。
確かに交感神経の方が優位になり血管が細く(収縮)なるそうです。
一方、血圧はむしろ下がるそうです。
えっ?血管が細くなったら、普通血圧って上がるんじゃないの?
と思いますよね?
アルコールが体内に入ると、肝臓から分解酵素が出て中和するそうです。
その分解されたカスみたいなものはアセトアルデヒドと呼ばれ、二日酔いになる成分でもあり毒素みたいなものならしいです。
アルコール自体の作用と、このアセトアルデヒドに血管を広げる作用があるのだそうです。
人にはこのアセトアルデヒドを更に分解して無害にする酵素があり、
お酒が弱い人と言うのは、それが出る量が少ないので、
ちょっとの量で酔って、二日酔いにもなりやすいそうです。
強い人は飲みながらどんどんアルコールを分解して、カスのアセトアルデヒドも分解しているんですね。
なんか蒸気機関車にどんどん炭を放り込みながら爆走しているようなイメージが浮かんできます。
強い人でもあまりにも深酒してしまうと二日酔いはなってしまいますものね。
【心臓神経症】
少し話は変わりますが、
一昔前には「心臓神経症」と言う心理的な問題が背景にあり、心臓がドクドクして心臓病なんじゃないか?
と神経質になる症状がありました。
今でもその様に感じる人はおられるかと思います。
パニック発作を起こされた時に呼吸が出来ない様に感じ恐怖を感じる方もおられれば、心臓が止まってしまうのではないか?
と
主に心臓の不調の様に感じてしまわれる方もおられるでしょう。
しかし実際には色々検査しても臓器には問題が無く、「気の病」と言えます。
現在では、心臓に限らず、身体の各部所のちょっとした変化を過敏に感じすぎて「病気なんじゃないか?」と心配し過ぎてしまう心の状態を総称して「心気症」とか「身体表現症」とまとめて呼ばれる様になっています。
心理的な問題とは、具体的には不安やストレス、抑うつ状態の事です。
全般的に人は何か一つの事が気になりだすと、その事ばかりが頭を支配してしまい、他の事があまり考えられなくなってしまう事があるものです。
カウンセリングの経験上で多いのは
「歯の治療や入れ歯を入れたが、治した所がどうも合っていない様な気がして、そこばかり気になって何度も治し直してもらいたくなる」「整体やマッサージを受けたが、その後どうも首が変な風になってしまったような気がして、施術が悪かったのではと訴えたくなる」「整形手術をしたが、手術した跡がどうも不具合がある様で失敗したのではないかとか、なんで手術してしまったのか後悔ばかり感じる」「身体の特定の場所に以上がある様に思えてならず、いつもその箇所の事ばかり気になり安心できない」
などと言った悩みとして相談される事が多いです。
実際主観的には異常がある様に感じられるのでしょうし、苦痛や不安も感じるのは辛いものです。
しかし一般的にはあまり気にしないでいられる方も多いものです。
そうした神経質になられてしまう背景にはやはり
元々の気質として一つの事に意識が向くと、気晴らしとか他の事に気が向かない性格である。他にも強いストレスや、気分が落ち込む別の出来事が影響して、平常心では無く神経質になってしまう環境的な要因がある。擁護者が心配性で、幼い頃から些細なことを過剰に心配して育てられた。
などの背景があると思われます。
ですから例え何度その気になる箇所を治してもらっても、一向に解決にはならなかったりするものです。
もしお心当たりがある方はカウンセリングなどで心の背景にある問題に取り組まれる事をお勧めします。
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このコラムの執筆専門家

- 堀江 健一
- (東京都 / 恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー)
- カウンセリングルーム エンパシィ 代表責任者
何より優しく共感を持って、あなたの味方になります
2021年公認心理師(国家資格)取得13年間で1万人以上の相談実績を基に、深く人を理解し心のもつれた糸を解きほぐします。恋愛が出来ない、自己否定感、人と接するのが怖い、夫婦間の亀裂など、人間関係全般、アスペルガーの方の社会適応などのご相談。
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