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閲覧数順 2024年04月23日更新

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幸せのコツ⑦~人生には何かしら問題が発生するもの

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  1. 心と体・医療健康
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東京は桜が満開になりました
買い物がてら、近所の桜を見てまわってほっこりしています。

 

さて、私たちは何ごともなく平穏であることがあたりまえであるとつい考えてしまいがちですが、平穏は決してあたりまえではなく、実はとても幸せなことではないでしょうか。そんなふうにとらえられると、「足るを知る」境地にいたって、日々心穏やかに過ごせるのだと思います。

 

平穏をあたりまえだと思っていると、何かあるとマイナス、ネガティブだと思ってとてもストレスを感じて引きずりやすくなります。でも、平穏はプラスアルファでハッピーな状態で、生きていれば何かしら問題が起きるものだと思っていれば、何か起きたときはストレスを感じても、すぐに対処の姿勢に切り替えてストレスを引きずらずに済みます。

 

たとえば、よく仕事の人間関係の相談を受けますが、そのたびに仕事の人間関係が良好であることがあたりまえだと思っている人がいかに多いかを思い知ります。でも、いくつもの職場を経験したので断言できますが、良好であることはあたりまえではなく、ものすごくラッキーなことです。

 

仕事は仕事をして報酬を得る場で、いい人間関係を求める場ではありません。もちろん、いい関係ができればそれに越したことはありません。でも、それはプラスアルファのラッキーであり、決してあたりまえではない。相手に求めるのは人間性ではなく、業務、役割です。

 

 

 

たとえば、私はこの1年、ときどきプリンターの不調に遭い、そのたびになんとか対処してきたのですが、今年に入ってその頻度が増し、先週から黒インクがまったく出なくなり、ネットや動画で見た限りの方法を試してみましたが変化なく、結局買い替えに至りました

 

PCの不調にもときどき遭遇しますが、私はIT関係全般が苦手なので、そのたびにとてもストレスを感じます。今回のプリンタートラブルの際は、事務作業でケアレスミスを続けてしまいました。

 

 


足るを知る。

 

東京は桜が満開になりました
買い物がてら、近所の桜を見てまわってほっこりしています。

 

さて、私たちは何ごともなく平穏であることがあたりまえであるとつい考えてしまいがちです。そうすると、何か問題が起きるとものすごくダメージを受けてしまいます。

 

でも、平穏はあたりまえではありません。新型コロナ、ウクライナ情勢などでも明らかなように、平穏であることはとても恵まれていて幸せなことなんです。平穏を幸せだと思う、これがいわゆる「足るを知る」という境地であり、日々心穏やかに過ごす秘訣なのだと思います。

 

もちろん、問題が起これば誰だって一時的にショックを受けます。でも、問題が起こるものだと思っているのと、起きるべきではないと思っているのとでは対応がぜんぜん違ってきます。

 

起きるべきはないと思っていると、起きてしまったことを「なんで」「どうして」となかなか受け入れられず、「どう対処して問題を解消するか」という次の段階に進めません。

 

感情的になって行動できずにいる混乱状態が長引くほど、事態はそのままもしくは悪化するだけなので、ますます無力感がつのり自信をなくす悪循環におちいってしまいます。

 

一方、問題は起きるものだと思っていれば、一時的なショックは受けても比較的冷静に事態を受け入れ、「じゃあどうすればいいか」という問題解決モードに切り替えられます。日々建設的な行動をしていれば不安にもなりにくく、状況も改善していくので自信もつきます。

 

言いかえれば、嫌なことが起きたとき、「起きちゃった、どうしよう~」とオロオロするか、「起きちゃったな、さあどうするか」と解決モードに入るかの違いですね。

 

不安障害のひとつであるパニック障害の治療も、パニック発作が起こることを前提に事前に対策を準備したり、起きたら記録することにして、「起きたらどうしよう」から「起きたらこうする」と「予期不安」を減らすようにします。

 

嫌なことは起きないに越したことはないけれど、予期しないことが起き、思いどおりにはならないのが人生ですよね。起きてしまったことをどんなに嘆き悲しんでも元には戻らないので、ひととおりネガティブな感情に浸ったら(*感じることは大事です)、状況改善に向けて動き出しましょう。

 

カウンセリングで、職場の人間関係のご相談を受けることも多いですが、どなたか有名な方もおっしゃっていたように、仕事の人間関係はよくないことを前提とするくらいがちょうどいいと私も思います。 いい関係であればそれに越したことはないですが、それはあたりまえのことではありません。嫌いな人とも顔に出さずに仕事をするのが大人です。職場は学校ではないので、仲よくならなければ、仲よくあるべきという思いこみは手放しましょう。 世の中には一定数自分と合わない嫌な人がいるものだという前提で新たな環境にのぞめば、そういう人がいてもそれほど驚かず対応も洗練されていきます。もし嫌な人がいなければ、なんて恵まれてラッキーなんだろうと思えるはずです。 生きて人と関わるかぎり、嫌な人に出会ってしまうことは避けられません。予期しない出来事、事故や災害、病気、怪我に見舞われれる可能性もあります。 春は環境が変わることが多いですが、新しい環境に適応するには、過剰な期待も不安ももたないようにして、できるだけ淡々と現実に対処していきましょう。 

そして、対処している自分をやさしくねぎらってあげてください。「よくやってるよ、私」「お疲れさま、私」。そうすれば、自信もつき、経験値もあがり、どんどん生きるスキルが上達します

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