- 辻畑 憲男
- 株式会社FPソリューション
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
-
03-3523-2855
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
「あなたは持ち家派、賃貸派?」という文言をよく目にしますが、「住まい」とはご自身にとってどんな場所なのでしょうか。「寝るだけの場所」「家族団らんの場所」「趣味をする場所」「くつろぎの場所」などと人それぞれ住まいに対する価値観が違います。そんな中、持ち家と賃貸はどちらがいいのか。考えるポイントは「お金面でどちらが得なのか」「快適な住まいはどちらなのか」の2点ではないでしょうか。
1)お金面でどちらが得なのか
①賃貸の場合 40歳の人が45年間住むと仮定した場合
家賃15万円、更新料2年に1回15万円22回更新、預貯金1,000万円(利回り5%で運用できた場合)とすると家賃15万円×12か月×45年間+更新料330万円-約8,985万円(1,000万円の運用額(利回り5%))=-550万円
②マンションを購入した場合 40歳の人が45年間住むと仮定した場合
物件6,000万円、諸費用500万円、自己資金1,000万円、住宅ローン5,500万円、金利1%で35年返済、管理費・修繕積立金3万円、固定資産税15万円。45年後6,000万円で売却とすると住宅ローンの総返済額約6,521万円、管理費修繕積立金総額1,620万円、固定資産税総額675万円となり6,521万円+1,620万円+675万円-6,000円=2,816万円
こう見ると賃貸のほうがいいようにみえます。ただ、賃料、預貯金の運用利回り、住宅ローン金利、固定資産税価格、45年後の売却価格などすべて仮定の数字なので実際は経済情勢により変わってきます。
2)快適な住まいはどちらなのか
快適な住まいとは、快適な間取り(建築空間)、快適な人間関係、買物や交通機関の利便性、趣味ができるなどかと思います。この中で持ち家と賃貸で差がつくのは間取り(建築空間)と人間関係になってくるのではないでしょうか。好きな空間の家を見つけて賃貸で住める、または好きな空間の家を購入するということになるのですが、好きな空間の家を作るのが一番理想の空間になります。そうすると注文住宅で購入するのが一番快適な生活が送れることになります。快適な人間関係については、住んでみないとわかりません。よって、隣に合わない人がいた場合にはすぐに引っ越しができる賃貸のほうが理想ではないでしょうか。
このように検討してみると一概に「購入がいい」「賃貸がいい」とはいえません。よって、あまり周りの人たちに惑わされず、ご自身の快適な暮らしができる住まいを見つけてみてはいかがでしょうか。
このコラムの執筆専門家
- 辻畑 憲男
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 株式会社FPソリューション
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「豊かに楽しく暮らす」をテーマに、夢、ライフプランを考えながら、お金のみならず人生全般の応援をしていきたいと考えています。一生に一度の人生です。常に楽しく暮らして行きたいものですね。そんなことを考えながら皆様とお付き合いしていきます。
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