- 辻畑 憲男
- 株式会社FPソリューション
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
-
03-3523-2855
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
2022年12月20日に日銀の金融政策が市場の予想に反して修正されました。市場は利上げと受け止め、急速に円高が進み、株価も急落しました。また、長期金利も上昇しました。その後日銀総裁は金融緩和を継続すると語っていますが今後どうなっていくのでしょうか。この金融緩和に影響を受けるのが住宅ローン金利です。この金利上昇を受け、各金融機関は固定金利を上げました。今後購入する人は住宅ローン選びが難しくなってきます。また、現在変動金利で住宅ローンを組んでいる人も借換の検討の必要があるかもしれません。
住宅ローンには変動金利、全期間固定金利、固定期間選択型があります。今のように低金利の時には長期の固定金利を選択するのが基本です。ただ、どれを選択すべきかについては今後の金利動向の予想、家計の今後の収支状況により判断するしかないです。今後、過去30年近く金利が上昇しなかったように金利が上昇しないと考える人、または金利が上昇しても家計に余裕があり問題がないという人であれば変動金利の選択肢になってくるのかもしれません。今後金利が上昇していくと予想するのであれば全期間固定金利の選択肢になってきます。10年後に子供の教育費がかからなくなり支出が減る事が予想される人は10年固定金利の選択肢も一つです。よく、金利が上昇したら長期の固定金利に借換をすればいいという話も聞きますが、金利が上昇するときには先に長期金利から上昇し、その後に短期金利が上昇していくので変動金利などが上昇し始めたときには長期金利はすでに上昇してしまっているので注意が必要です。
≪金利の種類≫
① 変動金利
6か月に1回金利の見直しがあり、5年に1回返済額の見直しがあります。125%ルールがあり、5年後の返済額は125%までしか上がりません(一部異なる金融機関有)。よって6か月ごと金利が上昇すると返済額が同じため、元金の支払い割合が少なくなります。金利が上昇していくとなかなか元金が減らなくなる可能があります。
② 全期間固定金利
全期間金利が変わらないため生活設計を立てやすいです。金利上昇局面においてはメリットがあります。
③ 期間選択型固定金利
当初一定期間は固定金利であり、一定期間終了時には変動金利、固定金利などを選べます。当初の固定金利の期間が終了した時にはその時点の金利が適用されるため注意が必要です。
このコラムの執筆専門家
- 辻畑 憲男
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 株式会社FPソリューション
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