[Japan is so weird. Or is it me?] Chapter2-3 (The First Class Ends) - 外国生活 - 専門家プロファイル

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大澤 眞知子
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閲覧数順 2021年12月08日更新

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[Japan is so weird. Or is it me?] Chapter2-3 (The First Class Ends)

- good

  1. 人生・ライフスタイル
  2. 海外留学・外国文化
  3. 外国生活
Story (Robert McMillan)

カナダ大学留学に備え真剣に準備する日本の高校生のためのSupport Group-カナダクラブ
その貴重なパートナーであり、UX English (カナダからの英語学習サイト) を管理するRobert McMillan が語る
ストーリー”Japan is so weird. Or is it me?”

 

クリティカルシンキングの国カナダから日本にやって来た若者が出会った変てこ日本ストーリー

クリティカルシンキング不在の不思議の国日本から、カナダに向かう日本人のために

カナダで出会う180度真逆カルチャーショックへのワクチンとして贈ります

(日本語訳付き)

Chapter1はこちら
Chapter2-1, Chapter2-2

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The First Class Ends


What do you do when your first English class in Japan degenerates into a rambunctious free-for-all, with children racing around the room like a runaway train?


The children were so young. They should have been out in the playground, learning on their own, growing up together. They should have been running around in a park. They shouldn’t be forced to sit in a room with a grown man of a different culture whom they have nothing in common with and can never “play” with.


I needed this job, so random thoughts fired in my head like lightning. That must be what happens before you die. 


I can’t stop these kids from running, so let them move.


Having chosen a course of action, I decided to move with them. And the rest is a blur. I think I started running in the opposite direction, just to throw them off. I think they may have been thrown off and started running after me. 


Small gestures to regain control. Introduce English phrases and repeat them. Bump into someone? “Sorry!” Give out imaginary cake from the cake flashcard. “Thank you!” Who wants cake? “Yes, please!” Green pepper? “No, thank you!” 


How to glance at the clock without anyone realizing you are doing it.


I may have mixed some of these memories. After the children started running around the table, the class became a blur. I was numb. My actions above may be a menagerie from classes to come, where I slowly hammered out a teaching style. My desperation, however, was very real.


And eventually, as happens to everything, the class ended. Time was up. The mothers nodded 


If you have experienced English conversation classes in Japan, you may have been on the other end of a story like this. Native-speaking English “teachers” do not need an education degree to get a job, even today. They do not need teaching experience. They need to be native English speakers and have a university degree. That’s about it.


Imagine other professional jobs with similarly requirements. A pianist, for instance. Pianist wanted. Job requirements: an arts degree and at least one hand. Would you trust a dentist with a certificate in hand-held tools and a skill at getting you to open your mouth? Similarly, how do a university degree and an English tongue make you a teacher?


And if you don’t have a degree? In 1989 Japan, that was no problem. You could buy one. In Tokyo I came across a stationery shop selling photocopied degrees. You could choose the university – I saw a sample for Columbia University in the display case – and they’d print your name on the degree. If you attended an English school back in the 1980s or ‘90s, it is possible that your conversation “teacher” had no degree. Just a random dude from Australia, America, Canada, Scotland. A native English speaker who needed travel money.


My university degree is in mathematics. Teaching experience? I had tutored adults in university math and taught kids how to ski. That does not prepare you for teaching English to children of a different culture.


However, there was a larger force at play. At that time, there were not many foreign nationals in the area, and learning English from them was considered prestigious. A status symbol of sorts. That is simple Economics 101: supply and demand. Too few native-speaking teachers, too much demand. I would likely have had to mess up pretty badly to lose that job. 


Can we improve the quality of English conversation schools with more regulations? I don’t believe so. Some of the least imaginative teachers I have met since then had certificates in teaching English as a second language. If you have to go to an English conversation school, choose one by word of mouth. The consumer holds the key to quality control for English conversation schools.


The verdict on my first day of teaching was delivered by the boss’ son, my reserved but observant supervisor and driver: “You tried hard.” 


That was a spark I needed. Could I use it to light a fire? Could I become a competent English teacher in Japan?


The car ride back home echoed the ride out here – deathly silent. I was glaringly unprepared for this job, and my mind was scrambling for solutions. I needed to learn how to teach. I needed to learn Japanese.

And I needed to get used to speaking. After one class, my throat was sore and my voice nearly gone. I had not been much of a speaker up to then. I, too, was a quiet observer.


To my new boss, however, what I really needed was a driver’s licence to reach more students in the far flung domain of this rural-based English school.

Japan is so weird. Or is it me?

(to be continued)


最初の授業が終わった

もし、日本で英語を教えた最初の授業が、始末に負えない何でもありの乱闘になってしまったらどうする? 生徒である子どもたちが脱線した列車みたいに部屋を走り回っていたら、あなたならどうする?


子どもたちは幼すぎたと思う。 広い遊び場に出て、自分でいろんなことを試して、周りの同じような子どもと一緒に経験して遊ぶべき。 公園で走り回っているべき。 無理やり教室に座らされ、全く違う文化から来た大人と一緒になんかいるのはおかしい。 その大人と分かりあえるなんて不可能、一緒に「遊ぶ」など出来るわけがない。


僕にはこの仕事が必要だったから、とりあえず何でもかんでも、稲妻のように頭にピカァ〜!と浮かべていった。 人間って死ぬ時にもこんな稲妻が頭に浮かぶのかなぁ。


この子どもたちが走り回るのを止めることは無理。 仕方ない、走らせておこう。


そう決めたら、もう迷わなかった。 子どもたちと一緒に走ることにした。 その他に何が起こったかはボヤ〜っとした記憶しかない。 多分、僕は子どもたちと反対の方向に走り始めた。 子どもたちと撹乱するために。 うまく行ったと思う、だっていきなり向きを変えて僕の後について走り始めたから。


僕の授業だからコントールを取り戻さなくちゃと、行動に出た。 英語のフレーズを復唱させてみた。誰かとぶつかったら “Sorry!”  ケーキが描かれているフラッシュカードをもらうと“Thank you!”  Who wants cake? “Yes, please!” Green pepper? “No, thank you!”


バレずに時計を盗み見る方法ってある? まだ終わらないの?


僕の記憶は曖昧かも知れない。 子どもたちがテーブルの周りを走り始めた後、授業そのものの記憶はピンぼけ写真のようにぼや〜っとしている。 僕は麻痺状態だった。 僕の取った行動はこの後経験した授業への警告編だったかも。 新米英語教師のその後の授業は、でこぼこをゆっくり金槌で叩いて直すことに終始するものだったから。 しかし、その時絶望していた僕は現実の僕。 ピンぼけだけど現実の僕。 呆然と絶望していた。


そして、やがて、すべてに終わりが来るように、授業は終了した。 時間が来た。 母親たちは丁寧に一礼し、僕を見送ってくれた。


もし、日本で英会話を習ったことがあるなら、こんな裏話を聞いたことがあるかも。 英語の国から来た「先生」は、日本人に英語を教えるのには何の資格もいらないということ。 教師の資格もいらない。 これは今でも同じ。 教えた経験も必要ない。 英語が母国語で、大学を出ていればそれでいい。 それだけ。


専門職で他にこんな緩い条件の仕事ってあるかな? ピアニスト、例えば。 ピアニスト募集。 資格条件:大学での芸術専攻学位、少なくとも手がひとつはあること。 歯医者。 もし、歯医者の待合室にこんな免許をみつけたらどうする? 「患者の口をこじ開ける道具を使える証明書」 こんな歯医者の所に行く? ただ単に大学を出て英語を生まれた時から使っているだけで英語の先生になれる? そんな先生に子どもを任せる? 授業料を払って?


でも、少なくとも大学卒が必要だからまぁいいのではと思う? いや、1989年は、それも誤魔化せた。証明書をお金で買うことも出来たから。 東京の文房具屋で、コピーした学位証明書を見つけたことがある。 大学も選べるし、名前もそこにプリントしてくれる。 サンプルにはコロンビア大学の名前が書いてあった。もし、1980年代から1990年代に英語教室に通っていたなら、あなたの英会話の「先生」は大学など出てなかったかも知れない。 オーストラリア、アメリカ、カナダやスコットランドから来た行き当りばったりのお兄さんだったかも。 日本を旅するために小遣いが必要だっただけの、ただの英語を話すお兄さんやお姉さんだったかも。


僕の大学学位は数学専攻。 教えた経験? 大学で数学の家庭教師をしたことがある。 子どもにスキーを教えたこともある。 そんなことは全く役にも立たない。 全く別の文化で子どもに英語を教える準備になどなるわけがない。


しかし、その当時の日本では大きく不気味な力がうごめいていた。 僕が仕事にありついた地域にはほとんど外国人はいなかったのに、外国人から英語を学ぶことは自慢出来る特権と思われていた。 ステイタスシンボルか何かのような。 初歩の経済学101のクラスで習うこと:需要と供給。 英語を母国語とする外国人がほとんどいないのに、需要が大きすぎる。 大きすぎる需要に、供給は僕だけというこの仕事。 よっぽど酷いことをしない限りクビにはならないな。


規制を多くすれば英会話学校の質を上げることが出来るかって? いや、無理だね。 その後日本で出会った英語教師の中で、1番想像力に欠けていたのは、英語を外国語として教える資格を持っていた外国人だった。 もちろん大卒。 教育学部だったりもした。 英会話学校に行く必要がある人は、口コミを集めること。 英会話学校の品質管理の鍵を握るのは消費者であるあなただから。


最初の授業への評決はボスの息子から来た。 控えめで注意深い運転をする人から。 「一生懸命やったね。」


火花が見えた。 僕が必要だったのはその火花。 惨憺たる最初の授業のあとは希望が完全に消されていたから。 もう一度燃えるためにその火花を使ってもいいかな。 日本で有能な英語教師になれるかな、火がついたら。


帰りの車の中は来る時と同じ。 こだまのように全く同じ–死んだような静けさ。 紛れもなく準備不足だった僕は解決法を探してうろたえていた。 教え方を学ばないと。 日本語も学ばないといけない。


そして、人前で話すことにも慣れないと。 ひとつ授業しただけで僕の喉はカラカラ、チクチク、声はほとんど出なくなっていた。 それまでも、カナダでも人前で話すのは得意ではなかったし。 僕も、ボスの息子と同じ、静かに黙って観察するタイプだったから。


しかし、新しいボスにはもっと重要な計画があったようだ。 広範囲に渡る田舎のど真ん中を縄張りにする英語学校には、車を運転出来る教師が必要だった。 僕が日本の運転免許を取り、もっと多くの生徒を教えられるようにすること。


日本はそんなに変テコ? それとも僕?

(続く)

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カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。

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