
- 森本 直人
- 森本FP事務所 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
-
050-3786-4308
対象:お金と資産の運用
この金融危機の中で、投資元本の5割〜6割減らしている方も
いらっしゃるようです。
リーマン・ショック後は、経済環境が激変して、
水が入ったバケツの底が抜けてしまったかのようです。
では、独立系FP事務所の相談者は、
今どんな感じなの?という点には、皆さん、ご興味が
あるのではないでしょうか。
もちろん、資産配分や投資時期は、個々の状況で異なりますし、
プライバシーもあり、具体的な内容等は明かせませんが、
平均的な方のケースで、
ざっくりと感覚的な数字を申し上げますと、
私の事務所では、一括投資をして持ち続ける
バイアンドホールド戦略の方は、
現時点で、投資元本のマイナス35%くらい、
ドルコスト平均法で積立投資を継続している方で、
投資元本のマイナス15%くらい、というイメージです。
この状況を考えると、確かに今は、厳しいですが、
投資・運用に、マイナス局面は、必要な要素で、
マイナス局面があることは、むしろ安心と考えています。
例えるなら、「よくしなる釣りざお」です。
「しならない釣りざお」は、一見頑丈そうですが、
負荷がかかり過ぎると、突然ボキッと折れたりします。
投資・運用の世界でも、絶対収益という考え方はありますが、
価格変動リスクを避けるため、信用リスクなど他のリスクを
取り過ぎてしまうことがあります。
長期投資で目指しているのは、大雑把にいうと、
10年〜15年で、投資元本の2倍くらいの地点です。
今は、大物が、釣り上がる前の「しなりきった状態」
と見ることもできます。
ただし、投資・運用の世界に絶対はありません。
これからの投資・運用に必要なのは、
過去の経験や知識だけではなく、
未来に向けた想像力やアイデアなのかもしれません。
このコラムの執筆専門家

- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
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