- 長谷川 進
- 神奈川県
- 経営コンサルタント
-
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対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
今日は国家IT戦略についてのお話です。
内閣官房のIT戦略本部が、府省横断で実施するIT分野の国家戦略を取りまとめています。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090302/325802/
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090302/325820/
国家IT戦略ですか。壮大な戦略を作ろうとしているんですね。
日本は国として本気でITに力を入れるということなんでしょうか。
日本のIT業界は決して楽観視できる状況ではありません。
IT業界の現場で働く方々の待遇はなかなか改善されません。
この国家IT戦略によって、日本のIT業界が活性化されるなら、それは素晴らしいことです。
しかし、この国家IT戦略の一番のポイントは何なのでしょうか。
雇用創出なのか、国家としてのIT活用力を高めることなのか、ユーザーの利便性を高めることなのか、その他のポイントがあるのか。
「これら全てがポイントです」といった発想では、ピンボケで中身の薄い内容になるような気がします。
戦略実行面においては、プロジェクト責任者や期限を明確にして、企画倒れにならないようにして欲しいものです。
戦略レベルの議論では、理想的な素晴らしい言葉が並んでいますが、実行性のある高い成果を得ることができなければ意味がありません。
例えば、医療分野の「日本健康情報スーパーハイウェイ構想」においては、インフラを構築することは問題なくできるはずです。
しかし、一番重要なことは、医療機関同士の情報連携を可能にすることなので、インフラ構築後のプロセスの見直しやガイドライン策定などを合わせて行っていかないと、せっかくインフラを構築しても活用されないでしょうね。
国家IT戦略に期待をしながら、推移を見守りましょう。
横浜で働く中小企業診断士長谷川進のブログ
このコラムの執筆専門家
- 長谷川 進
- (神奈川県 / 経営コンサルタント)
新規事業成功の鍵は、リスクヘッジを考えた事業戦略策定にあり
日本アイ・ビー・エム在籍時の15年間に多数のITプロジェクトに参画しました。その経験から、「新規事業が失敗する場合の多くは、構想段階に問題がある」と考え、リスクヘッジを根底においた事業戦略の策定、プランニングを行っております。
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