カナダBC州コロナ情報 - 感染数とアジア人へのHate Crime増加

コロナ感染カーブを一番にフラット状態にし、5月半ばには現在のロックダウンを多少緩和する話も聞こえていたBC州から悪いニュースです。

再び感染数が一日で71件と大きく増えました。

カーブもまた右上がりとなっています。

鶏肉処理場、老人保健施設でのクラスター感染も心配されており、現在の制限が多少でも緩められるにはまだまだ時間がかかりそうです。

従って、一時帰国中の高校留学生には、夏の終わりまではこの状態であることを現実問題として認識することが必要となります。

また、感染カーブは一挙にフラットになるとも思えず、秋に向けまた制限が強くなることも可能性として考えておいて下さい。

カナダの中で一番効果的にコロナ感染を抑え込んでいたBC州だけに、残念な事態です。

他の州、特に留学生の多いオンタリオ、ケベック、アルバータは更に悪い状況ということも付け加えておきます。

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もうひとつ、未成年の高校留学生には悪いニュースです。

バンクーバー地域で、アジア人へのHate Crime（ある特定人種への憎しみから来る犯罪）が3月以降多発中です。

コロナウイルスの元凶は中国だという憎しみを持つ一部白人からのアジア人への暴言・暴力が報告されています。

もちろん世界から多くの人種が集まるカナダですので、人種差別問題はどこに行ってもなくなることはありませんが、この3月だけで11件。

Anti-Asian sentiment からの犯罪件数です。

2019年一年に起こった反アジア人へのHate Crimeが12件という数字からも、現在の反アジア感情は強いものを感じます。

このような犯罪を犯す低級な白人にとっては、中国人も日本人も区別がつきません。

アジア人全体をひとまとめにした憎しみです。

未成年の高校留学生には当分厳しい社会環境となりそうです。

ここでも、太平洋に近いBC州が一番アジア人への感情が公平なところということを知っておいて下さい。

そのBC州、バンクーバーで起こる反アジア犯罪だけに非常に心配です。

他の州では、更に寝深い人種犯罪が増えそうな雲行きです。

一時帰国中の高校留学生への選択しがどんどん狭まって行くカナダ事情です。

母国日本の、親元で、日本語での確実な教育を受けることが一番賢明な進路だと思います。

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