
- 上津原 章
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
- 山口県
- ファイナンシャルプランナー
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0820-24-1240
対象:お金と資産の運用
2020年3月の株式市場は全世界的に、
「今日は2000円下がった」「今日は1000円上がった」といったように、日々ジェットコースターのような値動きを繰り返しています。日本経済新聞でも、ネット証券会社の口座開設が急増しているといった話がありました。値動きが激しい株式市場であっても、ひるまずに買い向かっていく投資家の方が増えてきたことを実感します。
そういえば、ちょうど20年前の今頃は
ITバブル相場が弾けていました。ソフトバンク(現在:ソフトバンクグループ)の株価が198,000円になった2000年2月、後にリーマンショックの主役になった、証券会社のリーマンブラザーズが「ソフトバンクは40万円まで株価が上がる」と言っていました。実はその後、ソフトバンクの株価は2年8か月で70分の1まで下がっていくのでした。その後、元の水準まで戻ることなく今日に至ります。
「あの時売っておけば、家一軒建っていたのに。」
と今でも思うことがあります。当時は、楽天やヤフー(現在:Zホールディングス)のように、投資をするのに家一軒分のお金が必要な銘柄がありました。
再び今年に戻って3月19日。
日経平均は16,358円19銭と3年5か月ぶりの株価水準まで下がりました。今年の最高値から32.2%の下落です。
「よし、来週23日には新しい銘柄を買おう!」
と思ったら、23日から急激に日経平均株価が上昇し始めました。バンジージャンプのように急落した株価は、上がる時も一気に上がっていくのです。1銘柄新しく投資しましたが、もっと投資しておけばよかったと思いました。踏みとどまったのは、株式投資よりも子供の教育費を優先したからでした。
千載一遇といえるようなチャンスが巡った時、
本当に大事なことはタイミングを計ることではなく、「いくらになったら買う」「いくらになったら売る」といったように決めて実行することではなかろうかと感じます。投資の世界では「頭と尾っぽはくれてやれ」という格言があります。その時の買値や売値は、思った値段より少し不利な価格で設定すると良いでしょう。
このコラムの執筆専門家

- 上津原 章
- (山口県 / ファイナンシャルプランナー)
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
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