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2018年9月のソニー銀行金利と今後の見通し

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 銀行の中では数少ない、翌月の適用金利を今月に発表しているソニー銀行ですが、9月は固定金利が全て上昇しました。


 まず変動金利ですが、これは日銀が「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を継続していることや、日本の短期金融市場が安定しているため横ばいとなりました。変動金利の横ばいは、9月の他行の金利でも同様だと思います。


 なお、ソニー銀行は返済額を5年間一定としその一定の金額の範囲内で、元本、利息の定期的な見直しを行う「5年ルール」や、5年後に返済額を見直す際に前回返済額の125%を上限とする「125%ルール」の不採用により、適用利率が急激に上昇した局面においては返済額が大幅に増える可能性があります。


 ソニー銀行や新生銀行の変動金利を選択する際は、上記の仕組みの適用がないことをよく理解しておくことが必要です。


 一方の固定金利ですが、中心となる固定10年は前月比0.104%上昇の1.070%、20年超の最長期間は前月比0.143%上昇の1.5701%となっています。(新規で自己資金が10%以上の場合)


 ソニー銀行の資金調達時期にあたる、7月下旬から8月上旬にかけては、長期金利が0.1%台を中心に推移したことが要因と考えられます。


 今後の見通しですが、変動金利は横ばいとして、長期固定金利の指標となる長期金利は高止まりの展開となりそうです。


 7月30~31日に行われた、日銀の金融政策決定会合では長期金利の上昇がある程度容認されました。この報道は7月下旬から伝わっていたため、長期金利は0.03%程度から0.1%程度まで急上昇し、その後も同レンジで推移しています。


 これを受けて、民間金融機関は8月の段階で7月の金利上昇を織り込み、長期固定金利を0.05%程度引き上げました。一方、フラット35は7月の金利上昇を織り込まなかったため、8月の長期固定金利は横ばいとなっています。


 従って、9月はこの差が反映されそうです。8月の段階で7月の金利上昇を織り込んだ民間金融機関は、8月の長期金利が0.1%程度と高値で推移しているものの、上昇幅はそこまで大きくならないと考えています。


 一方、8月の段階で7月の金利上昇を織り込んでいないフラット35は、金利上昇が必須で、上昇幅はかなり大きくなる可能性があります。


 9月の金利上昇は避けられないと思いますが、特にフラット35の上昇幅には注意したい所です。

ソニー銀行、住宅ローン金利

沼田 順(1級FP技能士、宅地建物取引主任者、住宅ローンアドバイザー)


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