総額3000万円で建てた2つの家をイメージしましょう。
1つは経費率5割で残りの1500万円で建てた家。
もう1つは経費率2.5割で2250万円で建てた家。
実際に家に使われる素材が変わってくるのも明らかですが、今の時代はそれだけでは必要条件にしかなりません。中古市場が多くあまっている時代、どれだけクオリティの高い空間構成や住まい手のニーズをつかんだ間取構成に出来るか?など、各家のそれぞれの個性やコンセプトづくりから出来上がる家造りが重要になってきます。
例えば、自然素材を使った家、というだけでなく、「真冬でも無暖房で12度以下にならない断熱性能の家」、「風水を入れ込んだ家」、「30年後までのライフスタイルに柔軟に対応できる間取の家」、「建築家が造り上げたクオリティの高いデザインバランスや空間構成」など、その家独自のカラーを出す事が、将来的にも家の資産性を保ち秘訣になってくるでしょう。
これまであげたように、「賢くお金を使った家造り」という考え方と「その家独自のオリジナリティ」という要素の2つが経済不況下で考える家造りで大切になってくるでしょう。
このコラムの執筆専門家

- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
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