2016年3月25日資源価格上昇・株価指数・国債利回り・商品先物価格騰落率 - 投資相談全般 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
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東京都
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2016年3月25日資源価格上昇・株価指数・国債利回り・商品先物価格騰落率

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◇ 第三週のマーケット 資源価格の上昇が顕著です
下図はニューヨークの原油先物WTI(黄色)、ニューヨーク金先物価格(ブルー)、CRB指数(紫色)の年間推移です。起点は2015年3月27日です。金先物価格の回復は顕著で現在は昨年の価格を上回っています。原油は2月の30ドル割れ目前から20%以上の回復を遂げています。
コモディティの価格を代表するCRB指数もゆっくりではありますが2月20日以降、上昇傾向にあります。資源価格が一定レベルまで回復してきましたので、原油価格の下落による悪影響は減少すると考えています。ただし、中国経済の不透明さは残りますので、ここ数か月は株価の騰落の激しさは続くと思われます。

160325NY原油価格・NY金先物価格・CRB指数

■世界株価の概要
今週は全体的に小幅な減退、「一進一退」の状況でした、多くの国で停滞感が感じられます。

世界を幅広くカバーしている、MSCIオール・カントリー・インデックスは-1.37%下落しました。先進国の多い、MSCIワールド・インデックスは-1.33%、エマージングマーケットも-1.75%下落でした。

地域では、アジア・太平洋地域が小幅な-0.76%と反落し、ヨーロッパの代表的指数STOXX600は-133.%の続落でした。産油国が集まる中東・アフリカを代表するブルムバーグGCC200指数も小幅な-1.18%の反落です。

・米国概況
米国株は、景気の力強さが欠けるため、ニューヨーク・ダウは小幅な-0.15%と反落しています。
ナスダック総合指数も-0.46%の反落、S&P500も-0.67%下落しています。
シカゴVIX(恐怖)指数は前週末14.02㌽から、今週は小さく14.74㌽に上がっています。

・日本概況
今週の日本株は多くの市場が下げる中、小幅ですが反発しています。日経225平均は1.66.%の上昇。TOPIXも1.56%の反発、JASDAQ指数は1.31%の続伸、マザーズも2.06%の続伸です。
マイナス金利の恩恵をうけるリートは小幅ですが0.39%と小さく反発しています。

・中国概況
今週の香港、上海市場は反落と上昇に分かれました。市場が先進国と同様に開放されている香港のハンセン指数は-1.58%の反落、ハンセンH株(中国本土株)指数も-2.05%の反落です。
一方、全人代後の上海市場は、上海総合指数が2979.43㌽の0.82%上昇でした。

■先進国株価指数
●欧州・米国が下げる中、日本株が小幅ですが上昇しています。

160325先進国株価指数週間騰落率

今週の上昇株価指数4位まで日本が独占し、1位は日本のマザーズの2.06%の上昇、2位も日本の日経平均で1.66%の上昇、3位はTOPIXの1.56%でした。5位にニュージーランドのNZX50が入り小幅な0.59%の上昇でした。

一方、下落した1位はオーストリアのATXで-4.12%の下落、2位はフィンランドのヘルシンキ指数で-2.99%の下落、3位はフランスのCAC40の-2.98%でした

株価指数の騰落1位同士の乖離は6.18㌽という狭い範囲でした。

■新興国・フロンティア国の株価指数騰落率
●上昇・下落が鮮明です。

160325新興国およびフロンティア国株価指数週間騰落率

上昇1位は、3週連続の上昇、エジプトのヘルメス指数で2.62%続伸、2位はモロッコの全株価指数で2.61%の上昇、3位はギリシャのアテネ総合指数とインドのムンバイSENSEX指数で1.54%の上昇です・

下落した指数の1位アルゼンチンのメルバル指数で-3.16%の下落、2位はロシアのRTSIで-2.84%の下落、3位は、チェコのプラハPXで-2.83%の下落でした。

騰落1位同士の乖離は5.784㌽とこちらも狭い範囲です。

■主要長期国債利回り変化
今週の長期10年国債の利回り、上昇・低下まちまちです。まだ日銀・ECBの金融緩和策の影響が、落ち着いていないように思われます。

160325主要長期国債利回り週間変化

10年国債日本はマイナス金利ですがわずかに上昇(価格は低下)、米国と英国は引き続き上昇(価格は低下)しています。欧州はドイツとフランスが低下(価格は上昇)、イタリアとスペインは上昇(価格は低下)しています。

■主要商品先物価格及び商品指数
〇多くの先物価格が低下しました。石油価格の上昇は一旦停止しています。

160325主要商品先物価格および商品指数週間騰落率

・金価額は値下がりし、銀とプラチナも下げています。
・原油、WTIは横ばい、ドバイ原油が-4.83%下げています。
・貴金属の内金は値下がりです。東京の金先物は円高の影響で-2.05%値下がりしています。
・穀物は小幅な動きでまちまちです。
・CRB指数は低下し、日経商品17種指数は横ばいでした。

文責
FP学会会員
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
オフィス マイ エフ・ピー 代表 吉野 充巨
ファイナンシャルプランニングと投資助言で人生設計から資産形成までサポートする保険や投資信託等金融商品を販売しないフィーオンリーのアメリカ型ファイナンシャル・プランナー≒独立系顧問料制アドバイザー。
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