- 吉野 充巨
- オフィスマイエフ・ピー 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:投資相談
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
運用成績がわかりやすく投資先選びが容易なインデックスファンド
―――インデックスファンドとアクティブファンド、それぞれの特徴を教えてください。
「インデックスファンドとは、市場平均と同じような動きをする運用を目指すファンドです。市場平均とは「日経平均株価」「TOPIX」など、いわゆる株価指数のことです。この運用手法を「パッシブ運用」と呼びます。
株や投資信託は、何千もの銘柄から投資先を選ぶわけですが、簡単なことではありません。しかしインデックスファンドは日経平均株価などの株価指数と似た動きをするシンプルな商品なので、運用成績がわかりやすく、比較的投資先選びが容易です。ただ、「市場の平均を目指す」商品なので、市場平均以上に利益が得られるものではありません。
インデックスファンドが導入された当初は、日本であれば日経225など、米国ではS&P500に連動するものしかありませんでしたが、現在では高配当株、成長株、バリュー株などのインデックスに連動するものが開発されています。
一方、アクティブファンドは、市場の平均以上の利益を出そうとするものです。運用手法を「アクティブ運用」と呼びます。」
マネジャーの腕に大きく左右されるアクティブフ
―――アクティブ運用の方が魅力的ですね!
「一見、そう思えますね。
ただ、アクティブ運用にはコストがつきものです。投資対象を調査するため、その調査が必要となり、インデックスファンドと比較するとコストが高くなります。
また、アクティブファンドの運用はマネジャーの腕に大きく左右されます。投資のプロであっても、運用が上手くいくこともあれば、失敗もあります。アクティブファンドは、必ずしもインデックスファンドを上回る運用結果を出せるわけではないのです。
数多くの経済評論家、経済紙等々でファンドマネジャーは「長期的にインデックスに勝てない」と述べられております。その際に例として出されるのが、ウォール・ストリート・ジャーナルのダーツ・ボード」の記事です。
相対的にはパッシブ運用の方が利益を得やすい
―――リターンだけに目を向けてしまってはダメですね…。
「私はパッシブ運用の方が強いと考えます。
市場全体の利益はパッシブ投資家の利益とアクティブ投資家の利益を合わせたものです。
ということは、市場全体の利益-パッシブ投資家の利益=アクティブ投資家の利益
パッシブ投資家は平均リターンを得ていきますが、アクティブ投資家は残りのリターンを分け合うことになります。アクティブ投資家がいるのは、誰かが平均的より良い成績をだせば、他の誰かが悪い結果になるゼロサムゲームの世界。つまり、アクティブ投資家全員が平均を上回るリターンを得ることはできないのです。
相対的に考えると、パッシブ運用の方が利益を得やすいということです」
このことは、ノーベル経済学賞を受賞したウィリアム・シャープ氏が説明しています。
その説明内容を図にすると下図のようになります。
インタビュー/文・岩﨑美帆
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