不平不満が減ったわけではなく・・・

コミュニケーションを考える 2008-10-28 23:28

中規模会社さんに、夜遅い時間の約束でコーチングに伺いました。

午後7時を廻っていたこともあり、会社の中は、いつもより人が少なく閑散とした雰囲気なのですが、
何より、空気が重苦しい。

明るさが足らないね・・・と、セッションを希望された管理職の方に伺うと、
「そうなんです。このごろ、空気が重いでしょ？不平不満が減ったのではなく、言わせない雰囲気と言うか、なんか・・暗いんだよねぇ」と、心配顔でした。

経営者にとっては、社員の不平や不満を聞かされることは、愉快ではないと思いますが、
不平や不満そのものが減るわけでなければ、むしろ、たくさん、吸い上げるようにしなければ・・・。

景気が悪いから会社の業績が悪いのではなく、
社員のモチベーションが下がっているから、業績も下がるのです。
経済環境が悪くなれば、社員は生活に不安を覚え、笑顔にはなれないでしょうけれども、
この経済環境の悪さは、特徴やアイデアをもっている中小企業には、むしろチャンスなのです。

せめて、社長や幹部の皆さんが、明るい表情で、社員と明るい挨拶を交わしていただけると嬉しいな・・・・

<< 嬉しかった譲り合い | コミュニケーションを考える - コラム一覧 | 匂いの管理もお願いします >>