名古屋のとある会場に向かう地下鉄のエレベーターの中でのことです。
お見受けするところ、50代の男性が、乗り込むときは、
前に並んでいた人から順番に入ったのですが、
降りる際、わたくしの大型のキャリーカータイプのトランクと、
大型の黒いバッグを見て、
「どうぞ」と、手で示し、ドアを開くボタンを押して先に下ろしてくださいました。
無言であったし、手で示されただけですが、つい嬉しくて・・・
「ありがとうございます。お先に」と言って、おろしていただきました。
日本の男性は、どちらかと言えば、先に乗り込み、先に降りる方が多いのですが、
とてもスマートに無言のコミュニケーションが取れ、とても心地の良い出逢いをいたしました。
コミュニケーションを支える大事な要素のひとつが、態度です。
手で指し示すだけでも、会話になり、お互いの心を交換し、共有することができることを、
改めて気づかせていただけました。
このコラムの執筆専門家
- 竹内 和美
- (研修講師)
- 株式会社オフィス・ウィズ 代表取締役
実践型研修で、結果が即・行動に現れます
ビジネススキルに不可欠なコミュニケーション力。ますます重要な「聴く力」「話す力」「論理的に考える力」を高める研修はじめ、企業研修の内製化のコンサルティング、人事政策のアドバイスなど、人事に関する総合的なご支援をしています。
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