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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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「レセプト債券 またもや破たん!」

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こんにちは!

さて、この度「レセプト債」を発行していた3社と運営会社が、

破たんしたという報道がありました。

「レセプト債」とは、医療機関の診療報酬の請求権を買い取って、

社債などに証券化された金融商品のことです。

 

医療機関の診療報酬という“裏付け”をもとに、ファンド化し、

資金を集める商品ですが、今回、発行会社の資産の合計額が、

明らかに債券の発行残高に比べ少ないことが判明しました。

現在、証券取引等監視委員会が、

ファンドの運用に不審点があるとして、調査を始めています。

関連3社が発行した債券残高は、約227億円に上るとみられ、

今後この資金が回収できるかどうかが焦点です。

 

診療報酬債権の事件としては、

米国のMRIインターナショナルの詐欺事件が記憶に新しいところです。

この時も、約1800億円の資金が搾取されました。

 

この手の事件の共通点は、“ファンドのストーリー”が、

「一応安全な形」を装っていることです。

「医療機関の報酬請求権」と聞けば、

何となく、取りっぱぐれのない資産と思ってしまいます。

ただ、問題はその中身です。

この手のファンドは、りっぱなパンフレットはあっても、

その実態がまったく掴めません。

 

結論からいえば、このような“ファンド”には、

絶対手を出さないことです。

一般個人投資家の投資に適しているのは、

上場している公募商品か、私募の場合は、

その会社の“格付け”がしっかりしている商品に限ります。

 

そうすれば、投資のため価格変動はあっても、

少なくとも詐欺事件などには巻き込まれなくて済みます。

毎年、必ずこのような詐欺事件が、何件かは起こります。

被害に合わないためにも、是非ともこの“鉄則”は、

守っていただきたいと思います。

 

それでは、今週末も、穏やかな日々をお過ごしください!

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