- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:お金と資産の運用
相変わらずのアメリカの金融機関の破たんなどが続き、様々なコメントを求められ、結構大忙しとなっている今日この頃です。
さて、25日もアメリカの貯蓄金融機関(S&L)の最大手ワシントン・ミューチャルが経営破たんしました。
資産総額は32兆円ともいわれていますが、経営危機のうわさが流れる中、預金流出が止まらずに、資金繰り悪化から破たんに追い込まれました。
ただ、同社は「経営破たんは時間の問題」と言われていただけに、すでにJPモルガン・チェースが約2000億円で全預金を引き継ぐことが決まっていたので、市場ではさほどのサプライズではありませんでした。
通常、金融機関の破たんは「金曜の営業時間後」というのが“定説”ですが、市場の混乱をおさめるために、異例の木曜日の断行となりました。
同社は、住宅ローンを貸し出し、利ザヤで稼ぐビジネスモデルを展開していたため、住宅価格の下落を受けて、一気に資産内容が悪化しました。
しかし、まだまだこれでは終わらないでしょう。
23日にアメリカ連邦住宅公社監督局の発表によれば、7月の住宅価格指数は、前月に比べ0.6%下落し、前年同月比では5.3%の下落となっています。
前月比でのマイナスは5カ月連続となっており、依然、住宅価格の“底”は見えない状況となっています。
現在、サブプライムローンの延滞率は、20%程度と言われていますが、この拡大もさることながら、一般の住宅ローン(プライムローン)の延滞率4%程度が今後上昇していくようだと、金融破たんはまだまだ続くこととなるでしょう。
いずれにしても、予断の許せない状況がしばらく続くことに間違いはありません。
「備えあれば、憂いなし」
ここは、きっちり計画を立てて、準備しておきたいですね。
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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