- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:お金と資産の運用
こんにちは!
さて、先般、住宅金融支援機構は、長期固定型住宅ローン「フラット35」(買い取り型)の2月の適用金利を発表しました。
利率は取扱金融機関によって異なりますが、何と35年の住宅ローンで、最も低い金利は“年1.37%”となり、過去最低金利の更新となりました。
フラット35とは、民間金融機関と住宅金融支援機構が提携している「長期固定金利住宅ローン」のことです。
長期固定金利住宅ローンの最大の特徴は、ローン契約時に、返済終了までの借入金利、そして返済額が確定できることにあります。
従って、変動金利型と違い、将来の金利動向の影響を受けない「借金」です。
FP的な視点でいえば、このように“史上最低金利”の今こそ、利用することによって、長期にわたるライフプランが立てやすい商品といえます。
その他にもメリットとして、借り入れ時の保証料がなく、保証人の必要もありません。また、返済中の繰上返済や返済方法の変更などの手数料もかからないのが特徴です。
さらに、万一の場合に備え、団体信用生命保険なども用意されています。
原則、申込時の年齢が満70歳未満で、日本国籍または永住許可を受けている人や特別永住者で、年収に占める返済負担率などの条件をクリアできれば申し込みができます。
住宅ローンを組んで家を購入したいと思っている人は、必ずチェックしたほうがよい制度だと言えるでしょう。
と、今日は、金利が最低水準になったため、フラット35のご紹介をしているため、住宅ローンを推奨しているように感じる方もいるかもしれませんが、実は私は、可能であれば住宅ローンはなるべく使わないほうが良いと考えている人間の一人です。
というのも、自宅はあくまで“嗜好品”だと思っているからです。
マイホームを持つことによって、快適性や居心地の良さを手に入れることはできますが、残念ながら、自宅から“収益”を得ることはほとんどできません。その“嗜好品”に、大きな借金をすることに、個人的には抵抗があるからです。
このあたりは、人それぞれの価値観や考え方があると思います。
ただ、住宅ローンを用いる際に忘れてはならないことは、あくまで「借りられる金額」と、「返せる金額」は違うということです。
住宅ローンを組んだ場合、大半の方は、その時点で自分が保有する資産を上回る負債をもつ、いわゆる「借金を背負う」ことになります。
従って、とにかく「返すことができる」、無理のない返済計画を立てて、購入することが重要といえます。
※どこかの消費者金融のようなコメントですが・・苦笑
それにしても、30年物の国債の金利が1.4%台の現在、35年の借金金利が“1.37%固定”とは、あまりに低いのは間違いないですね。
借りたい人にとっては、チャンスです!
では、今週も平和な日々となりますように。
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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