抱負を一年実行し続ける工夫

イメージ・コンサルティングに洋装・和装の着物、礼法など、日本文化に関する内容を盛り込んで参ります。

日本人に合わせたセルフ・ブランディング術をご紹介します。

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  日本人のためのハッピー☆イメージ・マネジメント！　Vol.76

  今回のテーマ「　抱負を一年実行し続ける工夫　」

                                 日本文化・着物礼法研究家　吉武利恵

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2015年の抱負の方向性は決まりましたか？

私も何人かに聞いてみました。

「お酒を減らす」、「実り」「チャレンジ」など、さまざまでした。

私の今年の抱負は「丁寧」です。

丁寧に生きる、丁寧な仕事をする、丁寧に接する、丁寧に扱う、丁寧に・・・

丁寧に関するキーワードが沢山思いつきます。

自身の不得意な部分を補える抱負になりそうです。

年始に考えた抱負が一年を通して実行できない理由はいくつかあります。

抱負を一年実行し続けるには工夫が必要です。

たとえば、こんな抱負を考えている方はいませんか？

「ダイエット」、「禁煙」、「恋人をつくる（結婚する）」、「昇進（昇給）する」など、

これはちょっと危険です。

ダイエットや禁煙は、自分独りで行えるものなので、目標としてとてもいいです。

本気でダイエットをすると決めたなら、思ったその日からダイエット生活をするはずです。

なぜそれをわざわざ抱負として今からやらず、未来の日付で宣言するのでしょうか。

「ダイエットして痩せたい」のか、「ダイエットして痩せる」のか、どちらでしょうか？

意思の強さからすると、前者は意思が弱く、後者は意思の強い言葉です。

ふとしたときに、自分が発している言葉の意思の強さをよく観察してください。

なんども失敗している方は、独りで実行するのは難しいのかもしれません。

ダイエットなら、パーソナルトレーナーを付けたり、禁煙なら禁煙外来に通うなど、専門家にサポートしてもらうのも一つの手です。

「ダイエットを成功させるために一年間パーソナルトレーナーにサポートしてもらう」や、

「禁煙を成功させるために、禁煙外来に通い続ける」など、具体的な目標となる抱負に作り変えると効果的です。

次に「恋人を作る」や「結婚する」、「昇進（昇給）する」は、自分独りで完結する内容ではありません。

他人の意思が入るものは、目標になりずらいので抱負に不向きです。

恋人なら、「選ばれるために自分磨きをする」

結婚なら、「今まで以上、相手に愛情を注ぐ」

昇進（昇給）なら、「昨年以上に仕事を頑張る」

など、自分だけで努力できるかたちに作り変えます。

■1年を通して抱負（目標）を意識し続ける為の工夫

1．  自分独りで実行できるものか？

自分の努力で成果が出るものを選びましょう。

なぜなら、他人の意思や行動が盛り込まれた抱負（目標）の場合、

その相手の意思や行動が自分の意思や行動と合わない場合に、

ストレスを感じたり、行動が止まってしまったりします。

相手に合わせて待つ時間はもったいないです。イライラする感情の時間ももったいないです。

2．すぐに実行できる内容か？

抱負を未来と考えていたら、すぐに行動に移せないでしょう。

未来は先の存在です。

期待しているだけでは、何も起こりません。

何か起こすには、自ら行動することだけです。

私達が経験できるのは、今だけです。

考えていた未来も、いずれ、今として存在します。

今できることを、常に今、やり続けるしかないありません。

3. 達成した後のイメージが明確ですか？

抱負を達成して、そこから何を得ることができるのですか？

それは、あなたに何を与えるのでしょうか？

具体的に得られるものをイメージすることで、自分の行動を後押ししてくれます。

行動するのも自分、励ますのも自分、認めるのも自分です。

抱負を一年通じて意識し、行動し続ければ、何かしの成果は必ず表れます。

あきらめず、頑張ってください。

・2015年のあなたの抱負は何ですか？