- 田川 耕
- フードビジネスコンサルタントオフィス シナプス 代表
- 東京都
- 飲食店コンサルタント
対象:飲食店経営
- 平岡 美香
- (マーケティングプランナー)
来年も続くであろう熟成肉ブーム!
アメリカからセレブなステーキハウスが出店したりと熟成肉が話題になった一年。
スペインバルやイタリアンバルなどのバル業態に於いても熟成肉を使った商品を導入するお店は多く、それは都心に留まることなく、郊外のお店へも浸透していて、今やお肉を売らないお店にはお客さまが集まらないのではと思うほどである。
この勢いは来年も続くことは間違いないことであると思われますし、その売り方はますます進化していくことであろう。
塊肉を販売することで見た目のインパクトと柔らかい食感を提供!
そんな熟成肉の売り方としては塊で売ることが主流であって、見た目の豪快さと、表面をかき固めることで肉汁を閉じ込めたレアな食感を楽しむ“たたき”のようなスタイルで提供されている。ステーキ状の商品よりもシェアしやすいってことが人気なの理由でもあるようだ。
使われる部位はサーロインやリブロースのほか、ミスジであったりイチボであったりと希少部位が扱われ、サシの甘みを楽しむことから赤身ならではのコクを楽しんだりと、様々なニーズに対応できるよう工夫れている。
看板商品は売り方も重要!
とは言え、熟成肉商品を取り入れることで全てのお店が繁盛しているわけでも無く、それらの商品がお客さまに買っていただけないお店もある。
商品をメニューの一番目立つ場所に表記するだけでなく、ここ「ジャイアン」ではお客さまの着席と同時に、今日用意されているお肉の説明をしているのである。
その説明が実に的確で、聞いているうちに何を食べようかという気になっているから不思議である。
こうした売り方やスタッフの教育があってこそ、多くのお客さまに商品を買っていただけるのであって、結果それを目的にやって来るお客さまを掴むことが出来るのである。
単なるモノマネでは無く、その商品の魅力を知り尽くしたスタッフの育成に力を入れることが必要なのである。
【房総熟成肉庫 ジャイアン】
千葉県千葉市花見川区幕張本郷6-26-14 須藤ビル1F
043-350-0600
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