- 田川 耕
- フードビジネスコンサルタントオフィス シナプス 代表
- 東京都
- 飲食店コンサルタント
対象:飲食店経営
- 平岡 美香
- (マーケティングプランナー)
半世紀も繁盛を続けるチェーン店!
先日訪ねた「とんかつ和幸」
みなさんもご存知の通り、関東地区を中心として北海道から中国地区にまで展開をしている、とんかつのチェーン店であります。専門店ならではのサービスってことで、ご飯のお替りやキャベツのお替り、更には味噌汁までもがお替わり出来るってことで人気なのですが、それは多くのお店がやっていることでもありまして…
ならば、このチェーンが繁盛を続ける理由はどこにあるのでしょうか?
もちろん豚肉やパン粉へのこだわりや、それを美味しく揚げるための調理技能を高めるための努力であったりと、様々な取り組みが要因であることは間違いないことではあるのですが、ここを訪ねてみますとそれだけでは無いことに気付かれます。
お客さまを飽きさせない開発力と販売力!
今回ココでいただいた商品は、数量限定だと言う240gの「リブロースかつ御膳」
通常のカツは120~130gでありましょうから、その倍ほどのボリュームがあるお肉の中心を薄ピンク色の状態で提供するにはかなりの技術が必要になるのでしょう。
それを徹底することも大変なことだと思うのですが、そんなにボリュームあるカツは食べられないであるとか、通常のロースかつで十分満足できるなんてお客さまに対して、その商品の魅力をきちんと説明をし、買っていただけるだけの販売力を身に付けさせることは更に難しいことかもしれません。
しかし、それをやりきる努力をすることも専門店であるためには必要なことではないでしょうか。
“かまど”で炊き上げたような艶々ご飯!
脇役がしっかりとしているからこそその舞台や映画が素晴らしい作品になるとも言われるように、飲食店で提供される白飯の重要度は高いのであります。
それはお米の質にこだわるということだけでは無く、お客さまの口に入る瞬間の状態にこだわることが必要だと言うことなのです。
ひと粒ひと粒のお米が壊れること無く艶々とした輝きを放ち、それから感じられるしっかりとした甘みがある白飯と具材と味噌の香りが活きる味噌汁があってこと繁盛を続けることが出来るのでありましょう。
【とんかつ 和幸】
東京都中央区八重洲2-1 八重洲地下1番通り
03-3243-1116
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