
- 松原 好克
- 日刊美容液新聞 編集長
- 岐阜県
- スキンケアカウンセラー/美容液研究家
対象:イメージコンサルティング
スキンケアカウンセラーの松原です。
今日もお付き合い下さい。
本日は、「ニキビ」についてお話します。
知らない人も多いと思いますが、ニキビは「皮膚病」です。
特に、大きいニキビをスキンケアで根絶するのは無理があります。
最近は、ニキビ用の化粧品も多く出回るようになりましたが、基本的には、肌サイクルによって下から新しい皮膚が上がってくるのを待つしかありません。
ニキビは、できてしまってからのことを考えるのではなく、できないようにすることを目標にしましょう。
一生懸命に肌に手をかけることよりも、まずは生活習慣を整えること。そうすれば、できてしまったニキビは自然に治癒していきます。
ニキビができやすい人は、睡眠(早寝早起き)と食生活の見直しが必要です。
今までのコラムで、睡眠についての重要性はお話しましたが、加えて食生活も肝心です。この部分を改善しなければ、どんな化粧品を使っても同じ事の繰り返しになると思ってください。
生活習慣を見直した上で、初めて化粧品が効果を発揮すると言えるでしょう。
では、ニキビにはどういった化粧品を選択すれば良いのかというと、ビタミンC誘導体入りの化粧水(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、リン酸アスコルビルMg、アスコルビルリン酸Naなど)がオススメ。
クリームや乳液はなるべく避け、美容液もオイル分が少なめのものを選びましょう。
そして、洗顔やクレンジングの際に擦りすぎないこと。
ニキビ肌の人は、どうしても時間をかけてゴシゴシ擦りすぎてしまう傾向があるようですが、実はこれは逆効果ですので、力をいれずに手短に行うように心がけてください。
ビタミンC化粧水とともに、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が入った美容液(油分の少ないものを選ぶ)で潤いを与えることも必須。
保湿をすることで、毛穴の出口付近の皮膚を柔軟に保ち、詰まりを防ぎます。
しかし、冒頭でも申し上げましたように、ニキビはスキンケアで根を絶つことが難しい疾患で、とてもしつこいのです。
生活習慣や化粧品に気をつけていても、どうしても改善できないという人もおられますが、そうゆう人は、皮膚科でしっかりカウンセリングを受けて、飲み薬などで体の中から改善していきましょう!
ニキビなどのトラブルに限らず、肌の老化対策は予防に勝るものはありません。
特に、シミ・シワ・毛穴の開き・タルミなどは、気がついてから慌てて化粧品に飛びついても時すでに遅し…と、肝に銘じて下さい。
化粧品の定義はあくまで予防ですので、どれだけ早くその理解に気がついて最適な対策を始めるかで、10年後の肌が変わってきます。
化粧品のキャッチコピーに惑わされず、自身の肌質と年齢に合った本当に正しいスキンケアを心がけたいと思われる人は、是非今後もこのコラムをご覧下さい。
それでは、良いゴールデンウィークをお過ごし下さい!
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