- 辻 良史
- 筑波大学発ベンチャー(株)サイバー・ヨガ研究所 代表取締役
- 東京都
- 博士(体育科学)
火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.
「火の呼吸」は皆,同じスピードで良いのでしょうか?
このご質問は結構いただきます.
おそらく,ゆったりとした丹田呼吸にはひとそれぞれ最適な呼吸ペースがあるのなら,
火の呼吸などの速いペースの呼吸法にも人によって最適なペースがあるのでは?
という背景からくるご質問だと思います.
結果から申しますと,適当で大丈夫です.
もう少し詳しく説明しますと,1分間に120~180回の呼吸でその範囲内であれば適当で大丈夫です.
ただ,200回を超えてしまうと呼吸が浅くなってしまい,丹田への刺激が薄くなってしまいますのであまりお勧めできません.
呼吸回数を速めて呼吸が浅くなるなら,速度を落として腹筋をしっかり引き締めるやり方の方が断然に良いです.
それでは,どうして丹田呼吸のようなゆったりとした呼吸法の場合は,個体差があるのに,火の呼吸は適当で良いのでしょうか?
それは,火の呼吸のようなテンポの速い呼吸法の場合,
振り子の原理のように周波数に共鳴を起こさせる要因である遅延システムが働かないからです.
ある周波数帯域に共鳴を起こさせるには,
似た周波数帯域であり,なおかつ周期に一定の遅れがないとその周波数帯域に共鳴を起こし,パワーを増幅させることはできないのです.
音響の原理もこういったところから発生しています.
この部分の説明は非常に専門的な領域になりますので,これぐらいで筆を置かせていただきますが,
興味がある方は個別にお問い合わせください.
東京都 港区 田町/三田【無敗脳ヨガ道場】辻でした.
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