- 吉野 充巨
- オフィスマイエフ・ピー 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:お金と資産の運用
2月の主要株価指数・主要商品先物価格・長期金利月間騰落率(2014年1月31日~2月28日)
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資産運用の原則
資産配分(アセットアロケーション)
2014-03-01 13:00
★トピックス&地域別状況
下図は2013年9月30日~2014年2月28日のオールカントリー指数(黄色)、MSCI世界株価指数(先進国が主)(ブルー)と新興国株価指数(紫)の推移です。
先進国の株価が、昨年後半は順調に上昇し1月に入り大きく下げたことが解ります。その先進国の株価も2月には回復、新たな上昇を始めました。
一方、新興国の株価は昨年後半から横ばいで推移したのちに12月から下げに転じ1月も大きく下げています。2月には先進国同様上昇を開始しましたが、パキスタン以西のアジアアフリカと中南米諸国が振るわず、先進国ほどの勢いがありませんでした。
オールカントリーでは、先進国の株価上昇を得て、エマージングの回復基調にも支えられ、2月末では9月30日に対し7%上昇しています。
★主要株価指数週間騰落率
2月は、先進各国の株価が回復する中、日本株だけが1月に続き下げています。外国投資家の資金が米国・ヨーロッパに逃避しだしています。私は、阿部首相の規制改革への本気度が試されていると考えています。TPPを突破口にして岩盤規制を廃止しなければ、4月以降に「やはり日本は改革できないと」烙印が押されかねません。
下落率トップはマザーズで-12.47%、2位がジャスダック指数-3.72%、3位はTOPIXの-0.74%です。東証リート指数は小幅な反発で0.50%上昇しています。
一方上昇したのは、ヨーロッパの小国、リーマンショック・国債危機の際に大きく下げた国々で、1位はアイルランドのTSFQ全株価指数で11.69%の上昇、2位はギリシャのアテネ総合指数で11.34%、3位がデンマークのOMXコペンハーゲン指数で10.01%です。
3位はギリシャのアテネ総合指数で
米国の株価の上昇で、VIX指数(恐怖指数)は18.41から14.00に下がっています。
騰落トップ同士の差は、2月は23.81ポイントの差が出ています。日本株のみで資産運用されている方には厳しい月でした。
新興国他の株価指数は地域ごとに上昇・下落が異なりました。
上昇1位はイスラエルのテルアビブ100で12.59%、2位はアラブ首長国連邦のドバイ金融市場総合指数で11.94%、3位がエジプトヘルメス指数の9.02%でした。
下落率トップはハンガリーのブタペスト証券取引所指数で-6.40%、2位はパキスタンのカラチ全株指数-5.01%、3位がスリランカのコロンボ全株指数で-4.93%です。
騰落トップ同士の差は18.99ポイントの差がついています。
★10年国債利回り(長期金利)
米国の株価上昇を得て、両国の長期金利は上昇(価格は下落)しました。また、南欧は金利が低下(価格は上昇)しています。メキシコとブラジルは経済が落ち着きを取り戻したので、グローバル債の金利は下げています(価格は上昇)。
★商品先物価格及び商品指数
貴金属が上昇しています。NY銀先物価格は10.99%、NY金先物価格は6.56%の上昇し、プラチナも上げています。非鉄金属は銅が下がりました。
春を迎え寒波の影響も衰えることから、NY天然ガス、ロンドンのUK天然ガスともに下げています。原油と穀物が上昇しました。結果CRB指数も上昇しています。
日経商品指数17種は小幅な上昇に留まりました。
★株価指数、現時点で先進国24ヶ国30指数を捉えています。日本と米国は複数の指数を表示しています。新興国及びフロンティアからは28か国28指数で、MSCIエマージング諸国にフロンティアの一部をプラスしています。
文責
保険や投資信託を販売しないファイナンシャル・プランニングの専門家。
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独立系顧問料制アドバイザー(商品を販売しないアドバイスの専門家)
吉 野 充 巨
FP学会 会員
プライマリー・プライベート・バンカー日本証券アナリスト協会認定
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
一級ファイナンシャル・プランニング技能士
宅地建物取引主任者
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
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