- 塚本 有紀
- フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
- 大阪府
- 料理講師
対象:料理・クッキング
- 黄 惠子
- (料理講師)
今年初めて、教室のクリスマスパーティを行いました。お客さまの人数は26名ですから、ちょっと大変。今日は、仕込み編から。
ブレス産の七面鳥 dinde de Bress
(「ブレスの七面鳥」とうメダルをぶら下げています!)
メインは、フランスのクリスマスのもっとも伝統的なメニュー、「七面鳥のマロン詰めdinde aux marrons」をご用意します。(七面鳥と聞くとなんとなくアメリカっぽいイメージがあり、フランスは鶏のイメージですが、じつはフランスのクリスマス伝統メニューは鶏ではなくて、七面鳥なのです)
これはブレス産の仔七面鳥dindeneau、2.5kgです。もっと大きいもの(3~4キロ)が来るかと思っていたので、ちょっと残念なような、ほっとしたような。
それでも鶏に比べると、かなりのボリュームがあります。
明日、お鍋に入るんだろうか・・・?
ブレス産の七面鳥は、鶏と同じでAOP(原産地名称保護)がついています。おいしそう! わくわくします。
ちなみにもう1羽はブレス鶏を用意しました。(写真を取り忘れたので、これは別の回のもの) 中付き(=内蔵が入った状態)だったので、久しぶりに中抜き作業をします。
砂肝(左)と肝
お腹からでてきたのは、油肝! つまりフォワグラのような脂肪肝です。通常は赤いのですが、油肝のときは白っぽくなります。よいものを食べて育っているのでしょう。(でもブレスは野山を駆け回って運動しているはずなのに、脂肪肝とはどうなのでしょう!?)
砂肝は開いて胃を取り去り(胃を包む筋肉組織が砂肝です)、油肝と一緒に炒めて、ファルスにまぜてお腹に戻します。
帆立は貝殻をはずして、モルネーソースをかけてグラタンにする予定。
サーモンの半身を買いました。丸ごと、アネットとライムでマリネにします。
黒門市場の魚屋さんで刺身用サーモンを見つけたので、
「半身を丸でお願いします」
さらに、皮を引いてくださいと頼みました。
他の買い物をすませ、そろそろと思って取りに行ってみると、なんと私のサーモンは3つに分断されていました。ビュッフェのときに、分断されたサーモンマリネなんて!!
「なんで? 丸ってお願いしましたよね」
「いやあ、でもこれだけ大きいと皮引けないから・・」
「じゃあ、先に言ってください!」
と、ひともめ。結局、残っていたもう半身をそのまま買ってきました。
ここから中骨を取り、量ってみたら身だけで1.5kgも。それはたしかにこの皮を引くのは無理です・・でも先に言ってくれないと困るのです。
しかしこんなに大きなヴォリュームで料理ができるのは、ひさしぶりで、とても楽しみです。
デザートにはやはりビュシュ・ド・ノエルです。通常の倍で仕込んでいます。
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