「松下店長!今私が説明したこと聴いていましたか?」
「あ・・・すみません。聴いていませんでした・・・」
昔ある会議での部長と当時店長だった私とのやりとりです。
私は、店長時代、会議などで上司の話に納得出来ないときは、「聞こえないふり」をよくしました。ただし、公然と反論したり、あからさまな不満顔をしたら、「可愛くない奴」と思われます。別に「可愛い奴」とは思われたくは無いのですが、嫌われるのは避けたいのです。でも、素直には受け入れたくない・・・そう言うときは「聞こえないふり作戦」を採るのが私のささやかな抵抗でした。
この抵抗作戦は、周りから見た目には「ちょっと他のことを考えていてぼ~っとしていた」様に見えるように演技するのがポイントです。なので、ちょっとうつむき加減で一点を集中してピクリとも動かないようにするのがコツです。冒頭の様に、上司がこれに気がついて叱ることもあります。しかし、気がつかなかったときは、本当に「聞こえなかった」ことにしていました。
会議などで口答で指示されるようなレベルの話は、それを聴いていなかったとしても別に致命的なことにはなりません。もちろん、安全衛生やポリシーに関するような重要事項は、きちんと聴かねばなりません。あたりまえですが、全てのことを聞こえないふりをしていては仕事になりません。そんなことをしていたら、ただの自分勝手な店長です。それはいけません。しても良いのは、キャンペーンなどの取り組みの方法やなどで、上司と考えが違うときなどで、なおかつ上司が聴く耳を持たない一方的な指示をするときです。意見や反論をきちんと聴いて下さる上司には、「聞こえないふり」はしちゃあダメですよ。それは失礼です(笑)
この「聞こえないふり」は、本社などで、今つかまりたくない上司から呼ばれたときにも使っていました。
「お~い、松下~~~」
「・・・・・・・・・」
この「・・・・・・・・」は私です。その上司と眼を合わせない角度に位置をとり、上司が呼ぶ声が全く聞こえない表情をします。そして、近づいてきてつかまる前に、とっととその場を離れるようにします。聞こえているのに無視をしているような態度はいけません。それは失礼です。私がやっていたのは、まるで耳栓をしているように全く聞こえていない表情を作るのです。ポイントは、その上司の方向を一切見ないことです。視野からはずれるように身体の向きを調整するのがコツです!
うまくいけば、「まあ聞こえていないんだったらしようが無いなあ~」とあきらめてくれます。たいした用事で無ければ、すぐにあきらめるでしょう。これが上手く行けば、自分の仕事のペースを乱すような「優先順位の低い」指示は来なくなります。
皆さんも、この「聞こえないふり」のスキルを身につけて、上司からの優先順位の低い仕事が回ってこないように対応致しましょう。そうすればあなたは優先順位の高い仕事に集中出来ますよ!
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