- 塚本 有紀
- フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
- 大阪府
- 料理講師
対象:料理・クッキング
- 黄 惠子
- (料理講師)
10月の製菓基礎講座にて
10月19日21日
洋梨を使って、タルト・ブルダルーtarte aux poires Bourdaloueを作ります。
ブルダルーはパリにある通りの名前。もともとブルダルー通りにあったお菓子屋さん「ブルダルー」で作り始められたタルトです。
今やパリ中フランス中、街のお菓子屋さんならどこにでもある定番のタルトです。
せっかくの洋梨の季節なので、洋梨をコンポートにして、焼き込みます。
生で食べておいしい日の洋梨をコンポートにして焼き込むと、それはそれはよい香りです。
ところがここ数年、今の時期に洋梨が間に合い切らず、いつもいつも、完熟とはいえない状態が続いていたのです。
温暖化で夏が暑いのはいいのですが、果物にとっては夜間の気温が下がり、温暖の差が激しいことが重要らしいのです。
今年も暑くて、かつ夜間も温度が下がったとは思えませんが、10月頭がぐんと暑かったのがよかったのか、今年はなんとか月曜のクラスはとくに完熟になり、香り高く焼き上がりました。
とはいえ、いつも使っている4個1パックの小さめのら・フランス(タルトにしたとき、見た目の座りがよいので)は手に入らず、大きめのを前の週に買ってきっちり1週間追熟させたものです。
7~8年前なら今の時期、問題なく小さいのでも追熟がうまくいっていたのに、なんだか残念です。
しかし、小さいものよりはやはり大きめのほうが、果物としてはよく育っているから追熟もしやすいよう。来年からも大きいのにするかも!
年内いっぱい洋梨は楽しめます。
しかしフランスなら、ほとんど一年中何らかの洋梨があるのです。
細長いのから、ずんぐりから、ごく小さいのまで。
よかったら、写真を見て楽しんでください。
http://fr.wikipedia.org/wiki/Poire
ほんとはもっともっとたくさんの種類があります。
このコラムに類似したコラム
4月の製菓基礎講座にて 塚本 有紀 - 料理講師(2013/04/28 22:03)
マロンのビュッシュ・ド・ノエル講座のお知らせ 塚本 有紀 - 料理講師(2013/12/12 00:31)
クリスマスのピエスモンテ講座にて 塚本 有紀 - 料理講師(2013/12/01 01:08)
11月の料理連続講座にて 塚本 有紀 - 料理講師(2013/11/19 23:21)
きのこの「羊の足」 塚本 有紀 - 料理講師(2013/11/08 23:50)