- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:お金と資産の運用
最近「天気ネタ」が多いですが、ほんとにこれだけ“寒暖差”があると、体調を崩される方が多いのではないかと思います。
なかなか、完全に“衣替え”ができないでいるのは、私だけではないのでは・・・・
体調管理には、気をつけましょうね!
さて、昨日行われた「かつら」大手のアデランスの株主総会で、経営陣の再任案が否決されました。
投資ファンドのスティール・パートナーズ主導の動きではありましたが、投資ファンドのみならず、一般投資家も「NO」をつきつけたケースはめずらしいといえます。
最大の問題は、同社のこのところの業績悪化でしょうか。
業界首位の同社ですが、3月期の連結決算では5割減益の44億円、同2位のアートネイチャーが15%増の48億円と好調なのを受けて、アデランスの株価が低迷している責任を問う形となりました。
さて、皆さんは、この件をどのように受け止められましたか?
「業績が悪いのだから当然」
「外資ファンドによって、日本企業も変わらざるを得ない時代がきた」
「日本企業もこれからは、短期業績を意識した経営に変わっていくのでは・・・」
などなど様々な「感想」や「意見」を持たれたことでしょう。
間違いなく言えることは、業績だけに限らず、企業経営をきちんとマネジメントできる経営者(経営陣)のスキルが望まれる時代となったということです。
ただ、スティールの動きをみていると、やはり「投資ファンド」であることに間違いありません。
スティールは、中北製作所(船舶用バルブ)の株を、12.96%を保有していましたが、同社の娘婿で、小林製薬の親族である同社社員に約30億円で保有株を売却していたことがわかりました。
4年前に投資を行った投資額は約17億円でしたので、今回の売却で13億円稼いだことになります(オー!)。
将来のオーナーに、高い株価で売り抜けるあたりは、単純に「企業価値」を高める動きとはいえません。
もちろん、「投資ファンド」として当たり前のことをしたわけですが・・・
まだまだ「投資ファンド」の受け入れに対して、国も、企業も、一般株主も明確なコンセンサスの取れていない日本ですが、日本の将来の金融政策や株式市場を考えると、そろそろきちんとした方針(考え方)を示す時期がきているといえます。
さて、あなたがもし総理だったら、どのような方針をだされるのでしょうか!?
「んーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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