どの企業でも、改善活動をはじめ通常の業務以外の利益を追求するために、
社内にプロジェクトを立ち上げることが多くなってきました。
通常の業務でも、手一杯なのに・・というぼやきが聴こえてくる場合がありますが、
プロジェクトチームのメンバーは、初めは仕方なくという姿勢が目立ちますが、
動きだすと直に前向きになり、
次第に活気が出てきます。
プロジェクトを成功させる要素は幾つもありますが、
今日、このテーマでコラムをまとめるのは、
まず、全社員が同じゴールに向かうことを確認するために、
情報の共有化に努めることをについて、書きます。
特に、プロジェクトチームを立ち上げたのが本社で、
支店・支所等がある場合、
実行に移した段階で、プロジェクトメンバー以外の
とんでもない場所や、情報を共有していない人が、
自論をもって割り込んでくるなどの場合、
現場が混乱するだけでなく、
一瞬にして、廻りのモチベーションが下がってしまいます。
立場をどうわきまえたらよいか?
自己判断できる人ばかりではありません。
自己認識が甘い人に振り回されて、
プロジェクトが失敗するケースが多く、
とても残念なばかりか、次の取組にすぐに入れなくなります。
一瞬にして崩れた雰囲気ややる気を取り戻すために、
そのケアや修復には、思うより何倍もの時間がかかります。
実行段階では、だれが正しい指揮者であるか?
また、職場の皆さんが、通常業務に差し障りがあるような
想定外の問題が起きた時には、
誰が責任をもって現状を把握し、状況判断のための情報収集をするのか。
情報をどう分析して、誰が責任を持って修正を考えるのか?などを
考えておくことも大切です。
現場を混乱させる人材の特徴に、
立場をわきまえない。
話しを聴かない。
通常の業務以外に受け入れるだけの能力がない
等の共通点があります。
プロジェクトを実行するメンバーは、
そのプロジェクトに関わる人の中において想定される問題と
その対処策だけでなく、
通常業務を遂行する人たちが起こす問題についても
十分にシュミレーションを行ってから実行するように心がけると良いでしょう。
だれもが、その目標に向かえるような環境、雰囲気を作ることは
もっとも大切なことですが、
時間的に難しいのなら、想定問題と対策と、
想定外問題と対策に尽くすようなしくみを作ってから実行するようにしましょう。
プロジェクトを実行するときに大切なことは、成功させることです。
業務の効率化と利益追求、来週からの1週間も工夫をしてみてくださいね。
このコラムの執筆専門家
- 竹内 和美
- (研修講師)
- 株式会社オフィス・ウィズ 代表取締役
実践型研修で、結果が即・行動に現れます
ビジネススキルに不可欠なコミュニケーション力。ますます重要な「聴く力」「話す力」「論理的に考える力」を高める研修はじめ、企業研修の内製化のコンサルティング、人事政策のアドバイスなど、人事に関する総合的なご支援をしています。
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