6月18日、高知県のローソンでは男性店員がアイスクリーム冷凍庫内で寝転んでいる写真をツイッターに投稿。6月25日には東京のバーガーキングで、ハンバーガー用のパンの上に寝る店員の様子をアップ。6月28日には、弁当のほっともっとで冷蔵庫の中に寝転ぶ店員が登場しました。
7月19日には、神奈川県のファミリーマートでサッカーの日本代表選手が来店した模様をツイッターに投稿。8月4日には、丸減ラーメンの女店員二人が、食材を咥えている画像をアップしています。8月6日には、ロンコビリーで店員が冷蔵庫に入った写真を投稿したために、営業店は即刻休業を発表しました。
一般の人には、「アルバイト店員が調子に乗って馬鹿なことを」と思うかも知れません。ところが店舗の経営者にとっては、このようなカタチでニュースネタになることで、ひとつ間違えると廃業に追い込まれる可能性があります。事実、フランチャイズのローソンでは、本部から契約解除を言い渡されました。
今や、アルバイトの問題ではなく、店舗やフランチャイズ本部の問題になっています。突き詰めるところ、従業員に対する教育の欠如が問題発生の原因です。スマホがこんなに発達するまで、このような問題が続出することはありませんでした。社会の変化によって、新たに発生した問題といえます。
以前から、起業において従業員教育は大事な項目でした。お店の最前線で接客する仕事ですから、本人任せにするのではなく、お店の方針に沿ってしっかり考えを伝えることが大事です。同時にこれからは、仕事中にスマホを使うことを禁じる項目も、増やしておかなくてはなりません。
【一言】
「今の若い子は、わたしなんかより客扱いは上手いですよ」 コーヒーショップの開業を目指していた起業家に、従業員教育でこんなことを言われたことがあります。いつまでも接客と店番とを勘違いしている人がいます。しばらくしますと、案の定経営が厳しくなりました。従業員問題ばかりではないのでしょうが、現在の店舗経営で重要なポイントに目が向いていないことは確かです。
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