頭痛って何? - その他の心と体の不調 - 専門家プロファイル

徐 大兼
アキュラ鍼灸院 院長
東京都
鍼灸師

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対象:心と体の不調

手塚 幸忠
手塚 幸忠
(鍼灸マッサージ師)

閲覧数順 2017年07月25日更新

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頭痛って何?

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東洋医学

梅雨となり、気圧の変化が大きくなってきました。それに伴い頭痛を訴える方が増えてきました。その際に「頭痛はなんで起きるのですか」「頭痛はどうやったら治るのですか?」という質問を多くいただきます。頭痛にはいろいろなタイプがあり、国際頭痛学会では14種類に大別しさらに165種類に細分しています。ここで全ての頭痛についてお話ししているととんでもなく長いものになってしまいますので、今回は偏頭痛に注目してお話しさせていただこうと思います。

 

驚くことに、脳には痛いとか熱いなどを感じる神経がありません。つまり脳自体に衝撃を与えても痛くもかゆくもないのです。では何故、頭痛が起きるのでしょう?それは、脳を包む髄膜(ずいまく)という膜に何かの刺激があり「痛い」と感じているのです。一般的に神経は血管と並んで走行していますので、髄膜の血管がなんらかの原因で拡張したり収縮したり、炎症をおこしたときに血管の周囲の神経が刺激をキャッチし「痛い」という信号を発します。これが頭痛となるのです。

 

偏頭痛の場合、物理的なストレスや精神的なストレスが引き金となって血管が痙攣したり、拡張や収縮を起こすことがあります。特に脳に血液を送っている血管が収縮するとセロトニンという化学物質が放出されます。セロトニンは強い血管収縮作用がありますからさらに血管が収縮し脳への血流が急激に減少します。そのときに起こるのが、頭痛の前駆症状です。周囲のものがオーラで縁取りされてみえたり、目の前がチカチカしたりする、ものが揺れて見えるというような症状だと言われています。

 

さらに脳の酸素不足が続くと、体は反発して脳血管を拡張させようとします。このとき、痛みを生じさせるプロスタグランジンという化学物質が放出され、頭痛が起こります。

 

頭痛はこのような複雑な過程を経て発生します。頭痛をさけるのにまず大切なのは、髄膜の血管の異常な血流(痙攣、収縮、拡張)を起こさせないことです。もし、この場面で必ず頭痛が生きるという場面があれば、極力その場面からは遠ざかりましょう。また、精神的なストレスも大敵ですので、できるだけストレスを溜め込まないように、定期的に運動をするなどストレスを発散する方法を身につけることも大切です。

 

では頭痛が起きてしまったら頭痛を治す手段はあるのでしょうか?医学的には偏頭痛を根本的に治療する方法はないと言われています。休憩をして、頭を冷やし、足先を暖めるという指導しかできないそうです。痛み止めも、生き生きと過ごすために時には服用するのはよいと思いますが、必ず副作用を頭に入れて服用してください。

 

私たち鍼灸師は、頭痛の原因をこのように考えます。寒さや過剰な熱、過剰な湿気、過剰な風が体に影響し、熱が頭に上ってしまい頭痛が誘発されます。現代でいう物理的ストレスです。さらに、過剰な飲食、過剰な労働と疲れ、外傷なども熱が上がる原因だと考えています。この熱を下げるために何かをすれば、頭痛は緩和されるかもしれません。ご自宅で鍼はできませんので、患者様には足にお灸をしたり、ウォーキングをしたり、脚の血流をよくして熱をさげるようなことをしていただいています。

 

とはいえ、頭痛が始まってしまうと短時間で痛みを消し去るのは非常に難しいですから、できるだけストレスの少ない、ストレスの発散できる環境を工夫して作り上げるようにしてください。以外にストレスで自覚されていないのが寝不足です。早寝早起きをして、日々「健康」で「のびのび頑張れる」生活を目指す事で「そういえば最近頭が痛くならないかも」とふと気づく日がやってくるのではないでしょうか。

鍼灸師 草薙 久美子

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