【書評】動きたくて眠れなくなる。（池田貴将）

こんにちは。

Kindle書籍「１日５分で身に付くデキる人の速読術」の著者金指（かなざし）善孝です。

Ａｍａｚｏｎレビューを更新いたしました。（ニックネームは「電子書籍学びコンシェルジュ」です）

参考にしていただければ幸いです。

「ものの見方のずらし方を教えてくれる本！」

「感情を作り出しているのは自分だ」
この「ことば」を聞いたことがある人は多いでしょう。

しかし多くの人は、感情をどのような切り口から見つめ直せばよいか悩んでしまう人が
多いのではないでしょうか。

端的に把握したいのであれば、この本の目次を活用することでその切り口を知ることができるでしょう。
この本では２９の視点からどのように自分の感情と向き合っていけば良いのかが書かれています。

決して難しい視点ではありません。
しかし、人は意識してこれらの視点に気づくことは難しいのです。
あらかじめ「器」を作っておくことが重要なのです。

感情を意識的に作り出していく上で必要なのは「経験」だと思います。
しかし、その「経験」に気づく人も気づかない人もいるのです。
一体その差は何でしょうか？
それは、日頃からどのように感情と向き合っていけば良いかを知っているか知らないかの差ではないでしょうか。

一読された後は、この本の目次を自分なりに再分類（カテゴライズ）して、記憶することをオススメします。
それによって、自分にとって必要な感情に意識が向くことでしょう。

ポイントは「自分に対する質問」だと思います。
この本の項目にも「シツモン」という項目があります。

この本の中に多くの人の参考になるだろう一節があります。
　
　
思考とは質問と、答えのくり返しだ。
だから、人はいつも”質問していること”の専門家になる。
　
　
よく、「なかなかひらめかない」とおっしゃる人がいます。
いろいろな人生経験もされ、沢山の素晴らしい能力を持たれているにもかかわらず。

物事や出来事を純粋に受け入れることはとても重要なことです。
武士道の精神にある「守・破・離」のような考え方は私自身もとても重要だと思います。
何かのスキルを習得する上では必須ではなかとすら思っています。

しかし、人は忘れる生き物です。自分に対する「問いかけ」も、スポーツと同じように
継続した投げかけが行われないとその機能は退化してしまうのです。

是非、ご自身の行動や感情一つ一つに対して、問いかけをしてみてください。
そして、「ことば」としてその答えを考えてみてください。
正解はありません。何故なら、自分が成長した段階から見れば必ずしもその答えが正解とは限らないからです。

この本を読み終えて実感しました。タイトルに偽りはないと。
実際、自分なりに行動を起こしたくなりうずうずしてきました。
行動しないで悩んでいる自分が馬鹿馬鹿しく思えてきた位です。

この本の１項目は恐らく１５００文字前後でしょう。
どの項目も文章に無駄を感じません。
よく目にするノウハウを再編集したような本とは一線を画する本だと思います。

全て同じようなトーンで書かれていますので、一読した後は気になった項目からご自身なりに思考し、
今自分に足りているもの・足りていないものをきちんと認識することからはじめてみましょう。

行動するには少しの勇気が必要です。何かを犠牲にする必要もあるかもしれません。
この本は「教科書」と書かれています。きっとそんな不安は一層してくれるでしょう。

頭では分かっているけでなかなか行動できない人に何か気づきを与えてくれる一冊となることでしょう。

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