- 松岡 利恵子
- アールオンワード 代表
- 研修講師
対象:ビジネススキル
アールオンワードの松岡利恵子です。
一流ホテルで培った接遇・コミュニケーションスキルと、
長年の司会経験を生かしたプレゼンテーション術・話し方をお伝えしております。
相手に何かを伝える時にはニュアンスってとても大事です。
褒め言葉なども、より強調したりわかりやすくするために比喩で伝えることも多いはず。その表現が相応しいならば印象に残りますし、表現に少しばかりの配慮が足らずに行き違いが生まれてしまうこともあります。
例えばとっても美しいお肌の持ち主がいたとします。女性としては本当に羨ましい!
その時に
むき卵のようですね〜とツルツルのお肌を褒めたとします。
こちらとしてはツルツルで羨ましい!が
相手が顔の輪郭など別のコンプレックスがあれば、卵のイメージ=丸い顔となってしまうことも。
やっぱり丸い印象なんだな…とマイナスにとるともったいないですよね。
比喩を使う時には「〜のようだから◯◯ですね」で完結すると行き違いになりません。
「むき卵のように美しい肌で可愛いですね」まで言わなくては伝わらない可能性があるのです。
同じく陶器のような肌も、なめらかと青白いが背中合わせです。
他にも仕事の功績を讃える際、
君は縁の下の力持ちだ!
だと、本来、君が支えてくれたからこそだよと言いたいのに、君は脇を固める役目だねと感じてしまうかも。
本人が普段から自分はどんな頑張っても2番手だ…とコンプレックスがあれば、違うニュアンスに感じるからです。
君は縁の下の力持ちで、1番の功労者だね!
まで言って初めて行き違いを防ぐことが出来ます。
比喩の褒め言葉はその人のコンプレックスによって受け止めが変わります。
褒め言葉は100%相手への称賛の言葉にすべきですね。
※他にもビジネスに役立つコラムやQ&Aを発信しています。 一覧はこちら。
http://profile.ne.jp/pf/r-onward-rieko/c/
http://profile.ne.jp/pf/r-onward-rieko/q/
このコラムに類似したコラム
2020東京オリンピックのプレゼンテーションに見る一体感を生む話し方とは 松岡 利恵子 - 研修講師(2013/09/10 08:40)
会話の印象がガラリと変わる言葉の選び方 松岡 利恵子 - 研修講師(2013/04/11 09:00)
コミュニケーションを深める言葉選び/大先輩は褒め言葉?失礼? 松岡 利恵子 - 研修講師(2014/01/11 10:00)
コミュニケーションをアップする言葉選びとは 松岡 利恵子 - 研修講師(2013/10/04 09:44)
対応力の低さは人見知りだから? 松岡 利恵子 - 研修講師(2013/05/31 17:31)