決して十分な広さを備えているわけではありませんが、仏壇や押し入れが必要だったし、リビングの中で、単純な空間構成で終らないように心掛けました。
障子を閉めた様子は、家の中に行灯があるような感じかもしれません。
和室の2方の障子は、開放して腰掛けることが出来ます。
ちょうどリビングの中に縁側が出来たような感じです。
窓側の方に腰掛けるとちょうど四角い窓がピクチャーウィンドウとして家の前の自然を切取ってくれます。
こうして昼寝するのに気持ちの良い場所ができました。
和室だからとか、何々だからとか、絶対それでなければならないという理由にはこだわりません。
大切なのは、そこで何が要求されてどうすればその条件を満たしながら、より積極的な提案ができるかです。
答はひとつではなく、クライアントと一緒に創造していきたいものです。
このコラムの執筆専門家

- 納谷 学
- (神奈川県 / 建築家)
- 納谷建築設計事務所 主宰
家は住む人のもの。芸術でも、敷居の高いものでもありません
日本の街並み、住環境を豊かな空間に変えたい。建築が出しゃばることなく住む人のための住宅を提案したい。皆さんの家への願いを最短かつ最適に適えたい。だから僕らに遠慮なく何でも話してください。住宅はあなたのものなのですから。※僕が納谷兄弟の兄です
044-411-7934
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