理由は、部屋によって窓の大きさや形を調整して、いちばん綺麗に見えるように決定したからです。
例えば、リビングには外部のデッキと連続した大きな掃きだしの窓を用意し、キッチンからも眼の前の清流を望むことができます。
そして、道路側には、車を視線からきりながら裏の山の緑が感じれるように配慮しました。
また、浴室には浴槽に入った時に気持ちよく外が感じられるように計画しています。
寝室では、ベットに座った時に見える景色。
仕事部屋では、机に向かってふと顔を上げた時に見える景色。
和室では、畳に座って一番きれいに自然を切取るピクチャーウインドウを。
こんなふうに、窓がついているから自然を感じるのではなく、窓の形や大きさをデリケートにコントロールすることで、プライバシーを守りながら、より効果的に外との関係を住宅の中に持ち込むことができるのです。
何でもかんでも付いてたら良いってもんじゃないんです!
このコラムの執筆専門家
- 納谷 学
- (神奈川県 / 建築家)
- 納谷建築設計事務所 主宰
家は住む人のもの。芸術でも、敷居の高いものでもありません
日本の街並み、住環境を豊かな空間に変えたい。建築が出しゃばることなく住む人のための住宅を提案したい。皆さんの家への願いを最短かつ最適に適えたい。だから僕らに遠慮なく何でも話してください。住宅はあなたのものなのですから。※僕が納谷兄弟の兄です
044-411-7934
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