人材サービス業界2位が6位を買収できた要因、それは、 - M&A - 専門家プロファイル

萩原 貞幸
株式会社ファンドファンクション 代表取締役社長
大阪府
経営コンサルタント/起業家

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対象:事業再生と承継・M&A

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人材サービス業界2位が6位を買収できた要因、それは、

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人材サービス業界2位のテンプHDが6位のインテリジェンスHDを

買収するという。

 

現在、インテリジェンスの株は、

アメリカの老舗ファンドKKR(コールバーグ・クラビス・ロバーツ)が持っており、

全株式を譲渡する。

 

買収総額は700億円。

 

ここで、M&Aの話。

 

買収金額の表しかたは、大きく2つあります。

 

1.企業価値=負債+株式時価

2.株式時価

 

今回は、1.が700億円

 

 

テンプHDの売上2331億円、営業利益81億円

インテリジェンスHD売上698億円、営業利益50億円

 

 

各社、業界1位のリクルートを追随するために

規模の拡大、経営効率化、アジア展開を考える中

従前からM&A戦略は考えられたと思うが、

 

今なぜ成立したのか?

双方の思惑がこのタイミングで一致したということ以外に

 

最大の要因は、

 

やはり

 

銀行の積極的融資姿勢にある。

 

 

M&Aは銀行のスタンスに左右される現実がある。

 

大型の場合、負債付き もしくは借入にて行われるために

銀行に左右されるのです。

 

 

昨今、銀行はこういったM&Aやプロジェクト、不動産に積極的に融資しています。

 

今後も大型M&Aは活況と考えます。

 

 

そうであるため

 

業界下位が上位を買収するといったことも

 

今後 増えてくると思われます。

 

 

本取引も営業利益でみると、そう変わらないのです。

 

6位が2位を買収するというのも

スキーム上は可能です。

 

どちらが、将来の展望に向け積極的にリーダーシップを

発揮するかです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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