学習塾フランチャイズが失敗する意外な理由 - フランチャイズ・代理店 - 専門家プロファイル

中川 強
株式会社フルスイングパートナーズ フランチャイズ専門:中小企業診断士
起業コンサルタント

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対象:独立開業

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2024年12月04日更新

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学習塾フランチャイズが失敗する意外な理由

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フランチャイズ起業”失敗”事例集

これから毎回皆さんに様々なフランチャイズの失敗事例を紹介し、

フランチャイズ・ビジネスの怖さと難しさをお伝えしていきます。

 

第1回目は、学習塾です。

学習塾は中高年層(30代後半~40代)にもっとも人気のあるフランチャイズです。

それは自らが子供の頃学習塾に通った経験があることに加えて、

ちょうど今現在、自分の子供が学習塾に通っているため大変親近感があるからです。

しかし実は、この親近感が失敗の源泉になるケースがあります。 

 

確かに2世代に渡って利用されているサービスは沢山ありますが

(コンビニや飲食店等も両世代に利用されています。)その提供するサービスに、

長年触れている、あるいは触れてきたというものは、勉強というサービスを提供する

学習塾以外にありません。

 

少なくとも9年間、最高学府まで行くと合計16年間、勉強というサービスに

触れているわけですから、【親近感がわく】というカテゴリーの中では他の

フランチャイズの追随を許さないのが学習塾ということになります。

ですから、親近感がわいている=興味がある=好きである、という式が成り立ち、

学習塾のフランチャイズに加盟してしまうのです。

 

これは私達が持っている脳の働きに関係があります。

脳内で記憶を司っているのは、海馬というタツノオトシゴのような形をした

小さな器官ですが、その隣に扁桃体というあまり耳慣れない器官があります。

扁桃体は、側頭葉の内側の奥にある直径1センチメートルほどの丸い器官で、

五感を通して脳に入った情報に対しての情動反応を処理しています。

すなわち、好きか嫌いかを判断しているのです。

そして隣にある海馬に多くの記憶あると、どうもそれが好きであるように

判断してしまうようなのです。

 

つまり親近感があるから好きであると、脳が判断するわけです。

 

 

 

確かに本当に好きなら問題はないのですが、親近感がわいているから

好きであるという、脳の働きによる一種の勘違いであるため、

学習塾のフランチャイズを始めても、結局は上手く行かず失敗してしまいます。

確かに好きなことが成功の絶対条件ではありませんが、好きであるという

勘違いが後の大きな足かせになるのが原因です。

 

みなさん、学習塾のフランチャイズに加盟する場合、【親近感がわく】場合は

注意しましょう!

 

フランチャイズに関することは、フランチャイズステーションにお気軽にご相談ください。

 

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