建築資材が上昇し始めています。アベノミクス効果で、円安傾向となり輸入資材が値上がりしています。特に米松に代表される構造材、合板類、ボーキサイトを原料とするアルミサッシュ、外国産のタイル等です。
今後安倍政権が続く限りこの傾向は続きます。
今、建築工事を進めている、方はこの影響を受けるのでしょうか?
実は見積もり書には有効期間があり、その期間内に契約すれば、その価格を保証しますと云うのが見積もり書です。ですので契約済みの場合今後物価が上昇するからと言って上昇分の追加金を支払う等のリスクはありません。
但し、見積もり書でも、明細が無く○○工事一式とか云う一式明細の場合は、見積もり書で品質が担保されていませんので、価格はそのままでも、品質が悪くなる懸念は残ります。その様な契約をされている方は、少しでも早く、使用する製品の品番や内要を決めておくことでしょう。これは請負者をいじめているのではなく、請負者も各業者に早く発注を掛ける事が出来るのですから、余計な費用負担を抑える事になります。
これから、建築工事をお考えの方も、2〜3年先にとお考えであれば、早い行動に越したことはありません。少なくとも自民党政権が続く限り、今の政策の大きな流れは変えないでしょう。
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
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経済的な熱損失計算(性能基準)で、次世代省エネ基準を取得できる提案をします。
構造等級3を基本にご相談いたします。木造三階建て等で行う応力度計算も自社で行いますので、意匠と構造の齟齬がありません。
また、IAU型免震住宅設計資格取得者として、免震住宅等の相談も行っています。
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