- 中村 英俊
- 株式会社第一広報パートナーズ 代表取締役 広報コンサルタント
- 東京都
- 広報コンサルタント
対象:広報・PR・IR
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
新商品や新サービスの発表などの報道で、広報担当者自身やコメントがが露出されることがあります。
これは広報担当者自身がメディアにプロモートするので致し方ない気もしますが、”取材”となった場合は、広報担当者自身で完結するのではなく、新商品や開発の担当者を表に出すという選択肢も同時に検討する必要があります。
一般社員が報道されるということはそうあることではありません。報道されるというのは一種の社会的評価でもあり、その際に一般社員を表に出すことで、より自身の担当する商品に責任や誇り、愛着を感じモチベーションを向上させる効果があります。
かつ今後広報活動にも協力的になるという効果も大きいと言えます。そのため、広報担当者が全て対応してしまうのではなく、出来れば責任者は当然のことながら一般社員の露出にも目を向けて頂きたく思います。
またWebニュースでは新商品やサービスなどの発表に関わらず、広報担当者の趣味など個人的な切り口で露出されることがあります。
私も以前、企業広報時代に記者から”名物社員”を紹介するコーナーに出てくれと依頼されたことがあります。私が名物?という疑問を抱きならが、直ぐに始めたのは一般社員での名物探しでした。幸いにもカヌーポロという競技の日本代表選手がいることが判明。
認知度が高くない競技ということもあり、逆に記者にも興味を持って頂き取材は無事に終わりました。自身が記事に出たということで本人のモチベーションが上がっただけでなく、周囲にも一躍有名になるなど仕事面でも何かと効果があったと聞きます。
一般的に広報は売上向上のための手段と思われがちですが、数少ない社員の士気向上策でもあることを頭の片隅に入れて頂きたく思います。そう簡単な事ではありませんが、機会があれば”社員を出す”ということを実践されては如何でしょうか?
今後の広報活動にも協力的になるケースが少なくなく、自身が黒子に徹することで広報の仕事がよりやり易くなるのではないでしょうか?
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