重要事項の説明
実務上では、契約の確実性を事前に確認しながら進める場合の他に、事情によりどうしても売買契約を先に締結しなければならない場合も出て参ります。この場合には、担当営業マンがお客様から伺っている情報を基に、責任者にも相談しながら経験に基づく判断で売買契約に臨むことになります。万が一住宅ローンの審査が旨くゆかず、契約がペナルティー無しで白紙解約となることもありますが、これについては別記いたします。
売買契約に先立って、売買物件の重要事項が説明されることになります。この重要事項の説明が、お客様が納得して売買契約を締結される前提条件ともなるものですので、十分に理解をされる必要があるものとなります。
ただ、専門的な言葉が多く、精神的にも緊張した中での判断ですので、出来ることなら事前に内容を確認できるよう、担当営業マンに頼んでみることも一方でしょう。
重要事項説明が済むと、署名捺印をして理解・納得したことを示します。
また重要事項説明の際には、売主が同席する場合と同席しない場合がございます。重要事項説明は、買主に対する説明を主に考えられていますのでこのような場合があるのですが、物件について売主でなければ分らない項目があるときには、売買契約締結の署名捺印の前に、売主に確認をしてから署名捺印をすることも可能です。
その際には、仲介業者の担当営業マンに依頼をして確認を行った方が、買主にとって精神的負担が少ないと思われます。
このコラムに類似したコラム
金融機関はブラックボックス 西村 和敏 - ファイナンシャルプランナー(2015/07/07 09:00)
買いたい狭小建売住宅3物件までを徹底比較! 寺岡 孝 - お金と住まいの専門家(2013/08/14 13:00)
忍び寄る不動産バブルの臭い【その2】 寺岡 孝 - お金と住まいの専門家(2013/06/13 01:49)
忍び寄る不動産バブルの臭い 寺岡 孝 - お金と住まいの専門家(2013/06/11 00:26)
不動産と私⑦~同業異職種 森田 芳則 - 不動産コンサルタント(2013/04/26 19:57)