既存建物の耐震診断の指標を木造の場合、構造評点と云います。
構造評点が1.0を超えると、一応安全とされます。行政から交付される耐震助成金等もこの評点が1.0を上回るかどうかを交付の判断基準としています。
但し、1.0を超えても、建物が健全な状態を保てる保証はありません。1.0を超えれば人命は守れるでしょう程度の保証です。建物の健全性を期待するなら構造評点1.5を目指すことでしょう。
耐震等級と同様構造評点と云う言葉も耐震の大きなキーワードです。
このコラムの執筆専門家

- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
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