- 塚本 有紀
- フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
- 大阪府
- 料理講師
対象:料理・クッキング
- 黄 惠子
- (料理講師)
ハート・ブレッド・プロジェクトHeart Bread Project発足会へ寄せていただきました。
震災を機に、ハート形のパンをたくさんのパン屋さんで焼いて、その売り上げを困っている人々に届けるためのプロジェクトです。
サ・マーシュの西川さん、ア・ビヤントの松尾さん、フルニエの坂田さん、パンデュースの米山さん、 naggさんたちが継続して寄付活動ができるようにと、NPO法人を立ち上げられたのだそうです。
発足会ではまずその報告やディスカッションが披露されました。
参加者はざっくり数えて250名超。私は一番後ろの席にいたので、はるか前のほうは見えず・・でしたが、パネリストのどなたかの
「オッサンでもやっぱりハート形のパンを見ると、なんだか笑顔になるものです」
には笑ってしまいました(実際のところ、この話し、へえぇと思いました)
すでに昨年から活動はスタートしていましたが、とてもよいアイデアだと思います。
お店によってハートはどんな大きさでもどんな味でも、いくらで売っても構わず、また一部を寄付しても全額でもよいのだそう。NPO法人を通じて寄付するという形をとれば控除も受けられ、無理せず継続させるための賢い仕組みが用意されている模様です。
私はパン屋さんではないのでハート形パンは売れないので、賛助会員としてわずかながら協力させていただくことにしました。
オッサンでも微笑んでしまう、ハート形のパンの大集合をぜひ見てみてください!
http://heartbread.net/
さて続く懇親会
たくさんのパンとお料理が用意されていました。
びっくり&感心してしまったのは・・
パンを焼く天板で豪快にオーヴンで焼かれた料理でてきたこと。どこかのパン屋さんで作られて、オーヴンからそのまま会場まで運ばれてきたのでしょう。
パン屋さんならではですが、これもアリだなあと思います。
そして食べてみて、もう1回なるほどなあ、と思ったのは野菜や豆の具とともに、パンが見事な具となっていたことです。
思わず思い出したのは、「ポワラーヌのパン料理(パンニュース社)」
この本にはたくさんのこんな料理が紹介されていて、パン食民族にとってのパンのあり方を教えられる思いになりますが、こちらでもパン職人である方たちのパンへの思いを見事に見せていただきました。
もう一つ。玉ねぎを切って、天板に並べて塩胡椒をして、オーヴンに通しただけと思われる料理。
玉ねぎが甘くて、シンプルなのにとてもおいしいのです。
日頃はついつい料理に手を掛けることばかり考えますが、これも確かにアリ! 料理ってそもそもこれでいいのだ、と思わされます。
会の発展と、救われる人達が少しでも増えていきますようにお祈りしています。
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