パン・ド・ロデヴ普及委員会、発足式にて - パン・天然酵母 - 専門家プロファイル

塚本 有紀
フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
大阪府
料理講師

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パン・ド・ロデヴ普及委員会、発足式にて

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パン


10月29日
パン・ド・ロデヴ普及委員会の発足式にて


最近少しずつ、「パン・ド・ロデヴ」が売られるようになってきました。ルヴァン種を使い、吸水の多い生地から仕上げるパン・ド・ロデヴは、外はパリッ、中はしっとりと水分を含んだハード系のパン。
そのシンプルな味が料理と合わせやすいこと、日持ちすること、洗練された味わいなど、米食文化を基礎に持ち、かつパン好きの私たち日本人にはうってつけ。まさしく第二のフランスパンブーム到来の予感です。
 そんなおいしいパン・ド・ロデヴを、もっともっとたくさんの人が、身近な町で買える世の中になれば、きっと会話がはずみ、日本中の食卓が楽しくなります。そのために知恵を出し合い、知識や情報を共有し、作り手を支えていく会「パン・ド・ロデヴ普及委員会」をスタートさせることにしました。

今日が記念すべき、その出発の日です。
ドンク仁瓶さん、ブロートハイム明石さん、ボワドオル金林さんのお三方を技術顧問に、松成容子さん(たまご社/食育のNPO法人食育研究会Mogu Mogu)を代表理事に、羽鳥裕子さん、私の6人でスタートしました。作り手と消費者をつなぐ会です。

発足式はドンクさんの東雲工場の研修センターで。

壮観です。そしてフランスのロデヴの町で見た、ひねった成形のものを見つけ、キャーと叫んでしまいました。
どんな味になるのでしょう。期待で、わくわくしました。


仁瓶さんによる仕込みは朝6時から始まっています。


奥の厨房で、スープの仕込み。60人分! すごい量です。
たくさんの方に手伝っていただき、今回、じつは私はたいした仕事もしていません(ありがたいことでした)


仁瓶さんが切ってくださった、スタッフ用朝ごはん

左がノーマルのロデヴ。右がひねったほうのロデヴです。
ひねったほうには少しだけ違う弾力がでています。どっちが好きかと問われれば、やっぱりノーマルなほう。素直にすっと伸びた感じは、何にも勝ります。しかしロデヴで食べたひねったパン・ド・ロデヴの残像が去来し、あの日から今日までの道のりを思うとき、私にはそれはまた格別な味わいでした。

途中ですが、続きはまた明日。

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